申請では希望する振込先銀行口座の確認書類の写しをアップロードする必要がある。確認書類の写しとは、口座番号や片仮名氏名などが分かるキャッシュカードや通帳の写真、ネットバンキング画面のスクリーンショットのこと。PCとスマホのいずれも、カメラやスキャナーを使えば問題ないだろう。
最近は紙の通帳を廃止している金融機関も多いが、例えば三菱UFJはネットバンキングで通帳の表紙イメージを表示できるサービスを用意している。スクリーンショットを撮影してアップロードすればいいが、操作に慣れていない人は戸惑うかもしれない。
特別定額給付金の申請は、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、郵送方式かオンライン方式での申請となった。今回の特別定額給付金におけるオンライン申請は、マイナンバーカードの存在感が示された初の事例となりそうだ。
複雑な暗証番号や、PC・スマホの操作方法など、慣れない人にとってはとっつきにくい部分や注意すべきポイントもいくつかあるが、ネットを使った行政サービスとして評価できる面も多々ある。今後もさらなる使い勝手の進歩を期待したい。
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