経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。
マツ 今回は、1月27日のTポイント回に続いて、決済ジャーナリストの鈴木淳也さん(以下Jさん)をゲストにお招きしています。今回のテーマはまさに今朝、降って沸いたこのネタ。
Appleが2月8日(米国時間)、iPhoneが決済端末になる「Tap to Pay」を、2022年後半に米国で展開すると発表した、というものです。これについての話を聞くならJさんいうことで、新型コロナウイルスワクチン、ブースターショット直後のJさんをつかまえてしまいました。というわけで、よろしくお願いします。
ヤマー なんと無慈悲なw
Jさん なんか最近呼ばれた気がしますが、改めてよろしくお願いします。
ヤマー 体調いかがですか?
Jさん 前回と前々回とほぼ一緒ですね。肩が重いくらい。意識が残っているうちによろしくお願いします。
マツ 僕は3回目を日曜日に打ったんですけど、翌日は休みましたよ。短く行きます。
Jさん このあとインタビューが2件あって、明日も2件あるんですよね。なんとか頑張ります。
マツ 乗り切ってください。
ヤマー ではさっそく始めましょうか。Tap to Pay、iPhoneを決済端末にするというのはかなり画期的ですが、アイデアとしては昔からあった気もします。Jさんはどうみてますか?
Jさん 割と以前からあった気がします。日本でも何度か実験が行われていますし、私の把握している範囲でJR東日本とJCBがやっています。
ヤマー それはNFC系ですかね?
Jさん FeliCaとNFCの両方ですね。
ヤマー あ、FeliCaもいけるんですか。昔、JR東日本の人に、スマホをSuicaの決済端末にできない理由として、財布の中に入れたSuicaカードを認識できない(出力が弱くて電波が届かない)という問題があると聞いたことがあります。
Jさん JR東日本はSuicaの読み取り実験を、JCBはクレジットカードを含むFeliCa系電子マネーもやってました。
マツ Appleの場合は、1月の時点でカナダのMobeewaveというスタートアップを買収して開発しているという情報がありました。
これらの違いはどの辺にあるのでしょう。
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