なんで始めたのかも忘れてしまったこの不定期連載「Googleさん」、今回でおしまいです。今見たら、開始は2017年5月で、5年以上もやっていたんですね。我ながら呆れます。これで155本目くらいだと思います。
確か編集部の松尾さんに「なんかコラム書きましょう」とお誘いいただき、これといった得意分野があるわけでもない一介の海外速報担当者なので、一番仕事で使ったり記事で取り上げたりしているGoogleをテーマにしようということになったんだったかなと。
Googleについて最初に書いた速報記事がどれかはもう覚えていませんが、検索したところ2004年11月のBloggerの記事がそうかもしれません。アイティメディアには2004年10月から2011年3月まで在籍していた(現在はフリーランス)ので、入社してすぐだったのか。ちなみにGoogleの立ち上げは1998年です。
それからはいい話も悪い話もいろいろ紹介してきました。共同創業者のペイジさんとブリンさんが若々しく、金儲けではなく本当に技術で世界を変えたいと思っているように見えたものです。
Googleマップや検索のcookieでプライバシーが問題になったときも、なんだか「なんでいけないことなの?」と思っている節があり、頭が良すぎて一般の人の感覚を理解できないのかも、などと思ったものです。
それでも「Don't be evil」を信奉するGooglerがいると感じる話も多いです。
創業から23年経っても、Google(Alphabet)はまだ先端企業の1社としてがんばってます。GoogleマップやGoogle Earthのようなわくわくする新サービスはさすがにもう出て来ないかもしれませんが、まだ何かやってくれそうです。
伝統あるGoogle Doodleでも、最近の世界ネコの日の肉球スタンプみたいな楽しいものを提供してくれています。
メタバースはともかく、AR/VRでもう一花咲かせてほしいところ。
そのためには、財源の広告事業で稼がなくちゃいけないですが、向こう数年は、EUや米国などでのIT大手締め付けが厳しくなる一方。サードパーティcookie完全脱却の取り組みも難航しているようです。
Amazonのジェフ・ベゾスCEO(当時)はかつて、「企業の命は短いものだ。Amazonもいつの日か崩壊する」と語りましたが、Googleにはなるべく長生きしてほしいものです。
何しろ、2003年からの写真をGoogleフォトに預けてあるし、仕事関連のファイルもたくさんGoogleドライブにしまってあるので、なくなっちゃったら困る。それに、まだしばらくは、Googleさんの速報記事を書いていたいです。
「Googleさん」はこれでおしまいですが、またいつかどこかで。
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