米Googleは10月4日(現地時間)、スマートホームブランド「Nest」ファミリーの新製品、「Nest Wifi」の上位モデル「Nest Wifi Pro」とドアベル「Nest Doorbell(第2世代)」を発表した。また、スマートホーム管理アプリ「Google Home」アプリを刷新することも発表した。
「Nest Wifi Pro」は2019年発売のWi-Fiルーター「Google Nest Wifi」の上位機種。
最大の特徴は、「Wi-Fi 6E」サポートだ。Wi-Fi 6Eは標準のWi-Fi 6より「最大2倍速い」6GHz無線帯域を表す。
また、Googleも参加する無線通信規格標準化団体Connectivity Standards Alliance(CSA、旧ZigBee Alliance)が同日発表した「Matter 1.0」をサポートするため、Matterハブとしても使えるようになる。つまり、Googleの製品以外でもMatterに対応するデバイスであれば接続・制御できる。
1台のNest Wifi Proでカバーできる広さは約204平方メートル。これをメインルーターとし、別売の拡張ポイントと組み合わせてメッシュネットワークを構築することも可能だ。
なお、Nest Wifiと異なり、スピーカーとマイクは搭載していない。管理はGoogle Homeアプリで行うことになる。
光沢のあるプラスチックのような筐体はその重さの60%をリサイクル素材で製造した。色はスノー(白)、リネン(薄いオレンジ)、フォグ(グレイ)、レモングラス(黄)の4色。
日本での発売についてはまだ発表されていない。米国での販売価格は、1台で199.99ドル、2台で299.99ドル、3台で399.99ドル。
「Google Nest Doorbell(2nd gen)」は、昨年8月に日本でも発売したドアホンの第2世代。バッテリー内蔵ではない分コンパクトになり、「Nest Area Plus」のサブスクを利用している場合は動画録画が可能になる。米国での販売価格は先代と同じ179.99ドルに据え置きだ。
既存のドアベル用コードをそのまま利用できるのも便利そうだ。
まだパブリックプレビューへの受付開始段階だが、スマートホームを制御するアプリ「Google Home」が新しくなる。
新Google Homeアプリは、スマートスピーカーやスマートディスプレイを簡単にペアリングする「Fast Matter」機能を備え、新しいカメラ表示機能、自動化ワークフローの改善などが施される。また、Webアプリ版とWear OS版ともリリースする。つまり、PCからも「Pixel Watch」でも、スマートホームデバイスを制御できるようになるわけだ。
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