ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2022年11月19日から2022年11月25日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセストップは、プラチナバンド再割り当てに関する総務省の議論で、楽天モバイルに軍配が上がった、という記事だった。読者からは、楽天モバイル・3大キャリアの主張への賛否が寄せられ、議論が起きた。
3位は、TwitterはCEOのイーロン・マスク氏によるびっくり発言、「Twitterは米国中心のように見えるかもしれないが、どちらかといえば日本中心だ」を紹介する記事だった。
マスク氏がCEOになって以降、Twitterの運営を不安視する人は日本にも多い。移行先として挙がりがちなのは、日本発のSNS「mixi」だ。
だが、「mixiにはかつての“黒歴史”が残されているから戻れない」と多くの人が言っている。
「mixiってそんなに黒かったっけ?」。記者は2004年(25歳当時)からmixiを使っていて、05年から10年ぐらいまで日記を書いていた。ITmedia NEWSの若手記者だったころだ。
社会人になってから、しかもmixi社内の人とも「マイミク」だったので、社会の目を意識した内容だった、と思う。今見てもそんなに恥ずかしくないだろう。
と思って、mixiを開いてみた。
まず気になったのは、プロフィールの「自己紹介」。ただ一言、「プロフィール画像がきもい」と書かれている。これは、自己紹介なのか?
ちなみにプロフィール画像は、プロにヘアメイク撮影してもらった盛り盛りのバッチリ写真だった。自分では気に入っていたはずだが、「この盛った写真を気に入っている」と、素直に言えなかったのだろう。
……さて、日記をいくつか見てみよう。
出会い系サイトのようなタイトルで、陰湿にアクセスを集めてみる作戦デス☆
お誕生日おめでとう私!
今日で16歳です♪(注:実際は27歳)
↓以下、皆様からの温かいお祝いの言葉
(コメント1件目:自分で「おめでとう!」)
これらのmixi日記が「黒歴史」かどうか。評価は分かれるかもしれない。
書いた本人としては「27歳の誕生日を祝ってほしいって、素直に言えなかったのだな」「ホットケーキを上手に焼けること、マイミクの誰かにアピールしたかったのだなあ」などと、振り返って思う。焼いたホットケーキをアピールする記事は他にも何本もあった。
最後に、40をとうに過ぎた自分の心に刺さった当時の日記を紹介させてほしい。
この時20代だった私は、「mixiの楽しさがなぜ分からないのか、逆に分からない」などと思っていた。そして今の記者は、「Web3とかNFTの面白さが分からないし、なんだか胡散臭い」などと、新しいムーブメントに対して思ってしまっている。
「黒歴史」になるとしても、その時の素直な気持ちを記録しておくと、後で振り返って楽しかったり恥ずかしかったり発見があったりするので、書き残しておくことは大事だなあと思った。
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