もしかして、フルサイズミラーレス一眼のスタンダードモデルに決定版が出たかもしれない。
キヤノンの「EOS R6 Mark II」(以下、EOS R6II)である。
EOS Rシリーズは上から「EOS R3/R5/R6」。下に「EOS R」と「EOS RP」。さらにAPS-Cサイズで「EOS R7」と「EOS R10」とフラッグシップ機以外は一通りそろったわけで、次に出るのは中身が古びてしまったEOS R/RPの後継機かな、と思ってたら、発売から約2年の主力モデル「EOS R6」が最初にリニューアルされた。
これがなかなか素晴らしいのである。EOS R6から2年しか経ってないのでフルモデルチェンジというわけじゃないが、もともと汎用性が高かったところにトレンドを先取した強化なのだ。
カメラファンもそれが分かっているのか、12月15日に発売したところ注文が殺到したようで、27日にはキヤノンから納期遅れのお知らせを出す状況になっている。なお、今回試用した機材は試作機であり、最終製品と異なる可能性があるため作例も縮小したものになっているのでご了承ください。
EOS R6からMark IIへ。
EOS R6とR6IIの違いは見た目以上にたくさんあるが大きく異なったのは3点。
イメージセンサーとAF&連写性能と電源スイッチの位置だ。
最初はセンサーから。
イメージセンサーはR6の2010万画素から2420万画素に増えた。そもそも2010万画素はフルサイズセンサー機としてはちょっと少なかったわけで、スタンダードな2420万画素にアップデートしたかったってのはあるかも。
ともあれ、画素数があがり、描写力も高くなった。今までちょっと画素数が少ないかな、と思ってた人もこれならOkだろう。
2番目の「AF性能」はもともと優れていたところにさらに被写体検出AFが強化されたという代物。検出対応に飛行機と鉄道が追加され、検出する動物にも馬が追加された。
対象が増えたのみならず、注目したいのは「自動」。
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