伝統的なボディに最新ミラーレス、「Nikon Z f」は撮って気持ちいい“趣味系カメラ”の大本命：荻窪圭のデジカメレビュープラス（4/6 ページ）

[荻窪圭，ITmedia]

　家の中で猫がこっちへこようとしたのでAF-Cで瞬時に撮ったカットなのだけど、ぱっと撮ってこのクオリティはありがたい。

うちの黒猫。AFも速いし全体のレスポンスもいいのではっと思った瞬間に撮れる（40mm 1/100秒 F2.2 ISO2000）

　お次は電車。高速連写で撮影した。

AFを乗り物にセット。列車のフロント部を緑の枠がとらえてくれたのが分かる

70-180mm F2.8を付けて走ってくる列車を連写した中の1枚（70-180mm 180mm 1/1000秒 F2.8 ISO100）

　レンズは70-180mm F2.8を使用。

　連写は高速連写で約7.8コマ／秒、高速連写（拡張）で約14コマ／秒。電子シャッターを使ったハイスピードフレームキャプチャーで約30コマ／秒（プリキャプチャ可能）となる。

　なおシャッタースピードはメカシャッター、電子シャッターともに最高が1/8000秒で、電子シャッター時のローリングシャッタ歪みもそれなりにあるので、高速連写系カメラってわけじゃない。

　ただメカシャッターでも連写スピードはけっこう速いのでメカシャッターで気持ちよく使うカメラだ、と思おう。

　望遠レンズでもう1枚。コスモスを撮りに行ったら蝶が蜜を吸っていたので、撮影。昆虫AFはないけど、そこは3DトラッキングAFを使って撮影してみた。

白いコスモスにとまったチャバネセセリ（だと思う。間違ってたらすまぬ）を180mmで（70-180mm 180mm 1/500秒 F4.0 ISO100）

　重めのレンズを付けるとしっかりしたグリップが欲しくなるけれどもそういう人にはホールディング性をあげるエクステンショングリップ「Z f-GR1」が別売で用意されている。