電子シャッターのメリットには、メカシャッターの振動と音がないこと、シャッターの耐久性を気にしなくてもいいこと、メカシャッターでは無理な高速シャッターや高速連写が可能になること、がある。
α9 IIIでは最高1/80000秒のシャッタースピードを実現した。8千ではなく8万である。
ただ、1/80000秒には条件がある。連写モード時は不可。絞り値がF1.8より明るいときもだめ(開放F値がF1.4やF1.8の人はF2までちょっと絞って使うべし)。そのときは最高1/16000秒までになる。
1/80000秒なんて超高速シャッターが必要なシーンは限られているけれども、せっかくなので撮ってみる。ありがちで申し訳ないが、公園の水飲み場で。
連写は最高で秒120コマだ。
ドライブモードには「L」「M」「H」「H+」の4つのポジションがあり、 デフォルトだと「L」で秒5コマ、「H+」で秒120コマといい感じに設定されている。
恐ろしいのはドライブモードダイヤル。単写→L→M→H→H+じゃなくて、単写→H+→H→M→Lという順なのだ。単写の次が秒120コマとかギャップありすぎ。
すごいのは、秒120コマ時もAE/AF追従してくれること。1秒間に120回AE/AFの計算をしてるのはすごい。
いつもモデルをしてくれる長谷川未紗さん、空も飛べる(おおげさ)ということで(ミュージカルやってられるそうです)、飛んでもらって連写した。
あらかじめ秒120コマで撮るぞって時のみならず、「今だけ超高速連写したい」こともある。そんなこともあろうかと用意されたのが「連写速度ブースト」機能だ。
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