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ソニー「α9 III」使ってみた “異次元のカメラ”だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/8 ページ)

» 2024年01月09日 19時42分 公開
[荻窪圭ITmedia]
上面から。ダイヤルやレバーに不用意に回らないようロックボタンがあるのも特徴だ

 昨今のαシリーズと同様、静止画・動画・スロー&クイックは独立した切替スイッチになっている。

 また、C1とC2が少し高くなっていて手探りで押しやすいのもいい。デフォルトではフォーカスエリアとWBに割り当てられている。

右肩操作部のアップ

 総じてボタン配置やダイヤルへの機能の割当はよく考えられており使い勝手はいい。α7の登場当初に比べ、どんどん洗練されてきているのが分かる。

 続いて背面。

 左上にあるC3ボタンはデフォルトで「音量調節」に割り当てられているのが面白い。これはメカシャッターレスカメラらしいところ。シャッター音を消したいときもあれば、自分にだけ聞こえればいいレベルで出したいときもあれば、人物撮影時など大きめの音を出したいこともある。デフォルトでC3ボタンに割り当てられているのはよいアイデアだ。

背面から。操作系は「α7R V」をベースにちょっと改良されている

 せっかくなのでここで人物作例を。美肌モードはオンにしているので肌が滑らかになっている。

 レンズはFE 24-70mm F2.8 GM II。ハイエンドの標準ズームレンズだ。

α9 IIIに装着した24-70mm F2.8
少しプラスの補正をして美肌機能をオンにして撮影したポートレート(24-70mm 70mm 1/800秒 F2.8 +0.7 ISO250)

 背面モニターは3.2型で約209万ピクセル。α7R Vと同じく、チルトとバリアングルの融合型。これが素晴らしい。

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