ITmedia NEWS >
STUDIO PRO

富士フイルム新機種に重くのしかかる為替レート 「X-T50」の値段は「X-T30 II」の倍以上に荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)

» 2024年05月17日 19時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

日本ではXF16-50mmのレンズキットがない

 と、X Summitをオンラインで視聴しながら、その意図するところや製品の特徴を考えてみた。

 最後はこれだよね、ということでまとめ画像。

今回の新製品と価格。ただし製品構成と価格はグローバルなものだ

 このとおり、X-T50の価格はボディのみで1399ドル。

 さらに、廉価なXC-15-45キットに加え、XF16-50キットも用意されている……が、それはグローバル版の話。

 日本で発売されるレンズキットは電動ズームで廉価なXC15-45mmと合わせた「XC15-45キット」(市場想定価格は税込26万4000円前後)のみとなる。「XF16-50キット」がないのは残念だ。

 また円安の影響も大きく、2021年発売のX-T30 IIはボディが約11万円だったのに対し、X-T50は24万6400円前後(市場想定価格)と2倍以上になった。X-S20が20万円を超えている状況から予想はされたが、円安の悩ましさである。ちなみに、GFX100S IIの市場想定価格は、84万7000円前後となっている。

 昨今の富士フイルムのカメラは、品不足もさることながら、為替レートが如実に日本での製品価格に反映されており、数年前の感覚では高く感じてしまうのがつらいところだ。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR