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スマホ専用ゾーン付き 老眼鏡の「見えにくい」問題をかなり解消してくれる「デジタイム」はデジタル時代の“作業用メガネ”か分かりにくいけれど面白いモノたち(5/5 ページ)

» 2024年05月27日 13時10分 公開
[納富廉邦ITmedia]
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 今回、フレームは「一山」と呼ばれるクラシカルなフレームを選んだ。BJ CLASSIC COLLECTIONの「PREM-111S ST」(3万7400円)というモデルなのだが、この一山というのは、鼻梁に引っ掛けて掛けるタイプで鼻パッドがない。これが、集中して作業する場合、とても楽なのだ。朝ドラ「虎に翼」でハ・ヨンスさん演じる朝鮮からの留学生崔香淑さんが掛けていたのが、この一山のメガネ。鼻パッド付きのメガネよりも古くからあるタイプで、戦前が舞台のドラマでは自然なチョイスだったのだろう。個人的に、「仕事用メガネ」感が強くて気に入っている。

このように、鼻パッドがなく鼻梁に引っ掛ける形で顔に固定するフレームが「一山」。走ったりするのには向かないかもしれないが、作業用としては、鼻が痛くならないので楽なのだ

 私は主に仕事用として使っているが、このメガネ、細かい作業全般にとても便利だと思っている。それこそ、プラモデル作りなどの細かい工作や、手帳に小さい文字を書く時、爪を切る時、丁寧な文字で宛名書きなどをする時、コーヒーを淹れる時のスケールやメジャーカップの目盛りが見やすいので丁寧に淹れやすいなどなど、生活の端々で、とても便利に使えるのだ。

とにかく、仕事中にさっと掛け替えたいので、普段は、PCの前の、太田記念美術館で売っている「十二支獣」のぬいぐるみをスタンド代わりにしている。ケースなどに仕舞ってしまうと、このメガネの威力は半減する

 遠くは見えないから屋外で使うことがないから、机の上などに出しっぱなしにしておくと、掛け替えの面倒も少なく、必要な時にさっと使うことができる。これは老眼鏡や累進レンズでもいえることだが、見えるからと掛け替えを面倒がったら、本も読まなくなるし、趣味の幅も狭くなるし、どうかするとお茶やコーヒーを淹れることもヘタになる。必要になったらメガネは掛けよう。

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