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ニコン「Z6III」を試す 部分積層型CMOSの実力は? 進化したAFとファインダーにも注目荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/7 ページ)

» 2024年07月13日 18時37分 公開
[荻窪圭ITmedia]
新しいピクチャースタイル「リッチトーンポートレート」で。肌の色が濃くなり過ぎずいい感じの階調に(24-120mm 51mm 1/400秒 F4.0 +0.33 ISO100)

 ちなみにピクチャースタイルによる表現の違いはこんな感じ。スタンダードとポートレートとリッチトーンポートレートで比べてみた

左からStandard、ポートレート、リッチトーンポートレート

 「ポートレート」でも撮っておこう。

「ポートレート」+美肌効果「標準」で。ホワイトバランスは「自然光オート」。曇天下もあって柔らかい階調に(24-120mm 52mm 1/100秒 F4.0 ISO100)

 続いて動物。被写体検出は動物にし、AF-Cで撮影している。

暑いのでへちゃっとなってるキジシロ。ピクチャースタイルはスタンダードで(24-120mm 63mm 1/200秒 F4.0 ISO8000)

 もう1枚、ラベンダー畑を飛び交うオオスカシバを撮ってみた。

 ホバリングしながら蜜を吸う姿を撮ろうと、3Dトラッキングをオンにし、C120でプリ連写をオンにし、超高速連写した中の1枚だ。このレンズは望遠端でも35cmまで寄れるのでありがたい。

 3Dトラッキングは優秀だが、さすがに昆虫を追い続けるのは難しかった(小さい上にあっち向いたりこっちむいたりするから)。いずれ昆虫検出が付くのを祈ろう。

C120でラベンダーの蜜を吸うオオスカシバを。超高速連写のおかげでこの瞬間を撮れた。APS-Cサイズにクロップされるので画素数は落ちる(24-120mm 120mm(180mm相当) 1/2000秒 F4.0 ISO800)

 また手ブレ補正は約8段。その上、「フォーカスポイントVR」をオンにすると、構図の周辺部にAFポイントを置いたとき、そこを中心のブレを補正してくれる。今までは広角で手持ちスローシャッターを撮ると中央はよくても周辺部にちょっとブレが出るってことがあったのでそれを軽減してくれるのはありがたい。

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