性能がぐっと上がった写真撮影の機能を中心に見てきた。
あ、一応ガスタンクも。
で、バリアングルになったことからも分かるように動画撮影にも力を入れている。HDMI端子はフルサイズ(Type-A)になったし、音声のライン入力にも対応した。
映像の記録も、N-RAWやProRes RAWをカメラ内で記録可能になった。
記録メディアは従来同様XQD/CFexpress(Type B)カードとUHS-II対応のSDXCカードのデュアルスロットとなっている。
Zシリーズは廉価なZ5、趣味性の高いZfがあり、プロ向けのフラッグシップ機としてZ8とZ9がある。その間を埋めるミドルクラスがZ6とZ7で、今回、Z6IIIで画素数こそ従来通りながら中身はフラッグシップ機の最新技術をそれなりに受け継いだハイレベルのカメラになった。とりあえず、気持ちよいファインダーに快適なAFの組み合わせで気持ちよく撮れるカメラだ。
それが素晴らしい。
性能が上がった分価格も上位モデル並に上がった……ようにみえるのだけど、これはほぼ円安+各種価格高騰によるものなので、悩ましいけれどもしょうがないですな。
なお、新サービスNikon Imaging Cloudへの対応もトピックのひとつだけど、本レビュー執筆時にはまだ始まっていないのだった。残念。
何かと物議を醸した「LUMIX S9」、触ってみるとイマドキの機能がうれしいフルサイズ機だった
ニコン「Z6III」見てきた ミドルクラスでこの高性能はアリなの? あと値段も……
「動画より静止画を撮りたいんだー」という人に富士フイルム「X-T50」は超オススメかも
「LUMIX S9」のストックフォト問題は何がいけなかったのか?
フルサイズセンサーなのに小型軽量、「LUMIX S9」はSNSユーザーのための“初めてのカメラ”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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