秋真っ盛りの時期なのに、妙に暑かった先週。アクセス1位には面白い記事が入った。
国立遺伝学研究所が、ハッカー集団から「データを窃取したから身代金を支払え」と脅されたが、肝心のデータはもともと誰でも無料でダウンロードできるものだった、という内容だ。
ランサムウェアを使って内部データを窃取し、身代金を要求する攻撃が急増している。だが、ハッカー集団の言い分が必ずしも正しいとは限らず、盗んだと主張するデータが偽物のケースもある。ハッカー集団による犯行声明などをメディアが扱う際に、うのみにしてはいけないことが改めて証明されたと感じた。
さて、10月最後の日曜日となった27日に、ハロウィンの仮装をした読者の方もいたかもしれない。
筆者は、Webメディアの「デイリーポータルZ」が主催する「地味ハロウィン」イベントに小3の息子と参加する予定で準備していたが、体調不良でかなわなかった。
地味ハロウィンとは、お化けや魔女などのハロウィン定番の仮装ではなく、身近な人やシチュエーションを再現した“地味な”仮装で集まるイベントだ。デイリーポータルZが2014年にスタートし、今やネットのハロウィンの定番になった。
例えば「本社から現場に来た人」「区役所で戸籍出してくれる人」「無印のカタログに載ってる家族」など、「あーー、言われてみれば!」な地味な仮装をすることで、ハロウィンの派手な仮装に引け目を感じる人でも仮装を楽しめる、という趣旨だ。
筆者は今回初めて地味ハロウィンに参加しようと準備していた。自分と小3の息子の2人で「インプレゾンビ」をやろうと思ったのだ。
筆者は元ポスト、息子はゾンビの役。画像と顔はめパネルを作り、あとは貼り付けるだけ……というところまで来ていたのだが、親子で体調を崩して無念の辞退となった。
デイリーポータルの“本家”地味ハロウィンイベントでは今回も「ライブの最前列にある柵を支えるバイト」「親の若い頃」「サカバンバスピス」など、絶妙な仮装が集まった。筆者はライブ配信で見ていたのだが、日常のクリエイテビティが最高だった。
デイリーポータルZは「地味ハロウィン」を商標登録しておらず、学校や地域、会社などでも自由にやってほしいそうだ。普通のハロウィンイベントが苦手な方も、地味ハロウィンなら楽しめるかも?
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