2023年が終わるぞ!! ワーイ! 年内の仕事をあらかた片付けた筆者はテンションが爆上がり中。先週は約4年ぶりに編集部のリアル忘年会があり、アイコン以外で見たことがなかった仲間たちの3D立体実像と対面してサラウンドで会話でき、感動した。
さて、先週のアクセス上位記事で一番推したいのは4位の「デイリーポータルZ」独立インタビューだ。自分の記事ですみません。20年以上の歴史を紡いできた同サイトを、編集長の林雄司さんが引き取ることについて、台所事情など詳細を聞いており、メディア運営に関わっている読者の方々からは「身につまされる」などの感想が届いた。
筆者もこの20年、社員編集者・独立ライター・読者としてWebメディアに関わってきて、共感するばかりだった。林さんいわく「何の策もないのに数字だけ与えられる、みたいな世界から脱したい」「記事の途中に自動で広告が入る機能はもうかるが、読みにくくなったのでやめた」「面白さとPVは比例する」……。悩んでいるのは自分だけじゃないし、デイリーポータルZ株式会社には成功してほしいと強く思った。
昨日はクリスマスイブだった。イブといえば筆者は若いころ数年間、「女が1人でイブを過ごす切ない記事」を毎年“連載”していたが、最近は「イブはカップルで過ごすべき」という風潮も薄れてきたのかな……と感じていた。
だが昨日、衝撃のサービスを発見した。「デートシミュレーター 佐藤翔 100の質問」だ。Webデザイナーの佐藤翔さん(38歳独身・婚活中)が開発した、独身女性向け“僕とのマッチングゲーム”。デートしながら100の質問に答えて全問正解すれば、佐藤さんと相性がピッタリだと分かる、という。
筆者も試しにやってみた。佐藤さんに嫌われないよう、細心の注意を払いながら選択肢を選んでいったつもりだが、初回は9問目、2回目は15問目でフラれた。無理ゲーすぎる。プレイ中はにこやかな佐藤さんが、回答を間違えた瞬間に怖い顔で「さよなら」と去って行くので、めっちゃ落ち込んだ。
佐藤さんは、2012年に公開された出会い系サイト「恋人探し.com」の作者でもある。「登録不要で無料で出会える安全・安心の恋活サイトです」というふれこみなのだが、このマッチングサイトは“どうやっても佐藤さんとしか出会えない”のだ。斬新すぎる発想で話題になり、バラエティ番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系列)をはじめとしたさまざまなメディアに採り上げられた。
だが、“成果”はなかったようだ。佐藤さんは「デートシミュレーター佐藤翔 100の質問」について説明したブログに「数年前に『月曜から夜ふかし』で僕だけが登場するマッチングサイトを取材してもらいましたが、いまいち効果がなく、アラフォー(38歳)になり、これはまずいぞということになり、このゲームアプリを作りました。これがうまくいかなったらもう打つ手がありません……」とつづっている。
「デートシミュレーター」は、Vue.jsを使って開発されている。同じ仕組みを使って佐藤さんは、恋愛ゲームだけでなくホラーゲーム、オンライン接客アプリや面接シミュレーションなどさまざまなアプリを開発できるという。
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