先週のアクセス1位は、ロシアの裁判所がGoogleに対して、「20000000000000000000000000000000000」(200溝)ドルの賠償を求めた、という記事だった。
日本円に換算すると「約3澗(かん)円」で、3兆円に10を24回掛けた値(=3×10^36円)らしい。筆者がこれまで目した最も大きな金額は、ネットミームの「5000兆円」で、それは「想像を超える大きな金額」だったが、それをはるかに超える額が現実で請求されているというニュースに「事実は小説より奇なり」の印象を新たにした。
iOSの新機能に関する記事も注目を浴びた。8位と10位は、iOS最新版「18.1」の新機能「クリーンアップ」「通話録音」に関する記事だった。
筆者は最近、iPhone 13 Proから16 Proに買い換えた。13 Proで十分だと思っていたのだが、16シリーズに実装された「カメラコントロール」ボタンが気に入ったためだ。
カメラコントロールボタンは、カメラの起動や操作に特化した専用のボタンだ。iPhoneがスリープモード中もクリックするだけでカメラアプリが開き、もう一度クリックすると撮影できる。
筆者は子どもの写真や動画をたくさん撮影するのだが「今すぐ撮りたい」というタイミングにカメラの起動が遅れて撮れないことがあった。カメラコントロールのある16 Proにしてからは、シャッターチャンスを逃すことが減った。
……のだが、このボタンが微妙に押しにくい。他のボタンが出っ張っているのに対して、カメラコントロールだけ沈み込んでいるからだ。特に、スマホケースに入れていると、しんどい。
Apple純正のケースなら、ケースの上からボタンが押せる仕様なのだが、記者が使っているサードパーティーのケースでは、カメラコントロール部分に小さな穴が空いている。指の幅はその穴よりも太いので、どうしてもケースが指に引っ掛かってしまう。
ケースに干渉されずに快適にボタンを押したい! 筆者は考えた。そして、ケースを切った。最初はナイフと彫刻刀を使って穴を広げたが、それでも指に違和感があったので、ハサミでざっくりと、表面まで切り開いた。
結果、とても快適にカメラコントロールが使えている……のだが、カメラコントロールボタン周辺がカバーに守られない不安は残る。その不安を「機能が快適に使えるんだから」という強い気持ちで打ち消している。
本当は、カメラコントロールボタンも保護しつつ、カバーの上からでも快適にボタンが押せるケースがほしい。ただ、筆者はiPhoneを肩掛けストラップで使いたいので、頑丈なストラップホールが2つ付いているカバーがいい。となると、純正にもサードパーティーにも、今のところなさそうなのだ。
当面は「ハサミでぶった切ったカバー」をつけたままiPhone 16 Proを使い続けることになりそうです。
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