ITmedia NEWS > 製品動向 >

立ったまま寝られる“オフィス用仮眠ボックス”、イトーキも提供 位置情報の把握サービスと組み合わせも

» 2025年07月08日 17時06分 公開
[吉川大貴ITmedia]

 イトーキは7月8日、立ったまま使えるオフィス用仮眠ボックス「giraffenap」(ジラフナップ)を発売した。他社がイトーキの開放特許を使い2024年に発売したものだが、イトーキからも提供することでさらに拡販。健康経営を目指す企業への提供を強化する。イトーキが手掛けるオフィス利用状況の取得・分析サービスとも組み合わせが可能という。

photo 製品のイメージ(プレスリリースから引用、以下同)

 公衆電話ボックス程度のサイズの箱の中に、頭・腕をのせる台座、お尻とすね、足の裏を支えるパッドを設けた製品。4カ所で体を支え、どんなに脱力しても立った状態のまま寝られるという。パッドの電動昇降機能も搭載。内部には照明やUSBポートも備える。

 大きさは1200(幅)×1200(奥行き)×2532〜2577(高さ)mm。重さは260〜320kgで、電源があれば仮設ベッドなどより狭いスペースにも置けるのが特徴としている。

 デザインは白を中心とした「スペーシア」と、木をイメージした「フォレスト」の2種類。イトーキはまずスペーシアを発売し、順次フォレストも提供する。いずれもオープン価格。

 いずれも他社が24年に発売したものと仕様に違いはないが、イトーキはオフィス利用状況の取得・分析サービス「Data Trekking」と組み合わせた利用も可能。例えば専用のタグやスマートフォンにインストールした専用アプリなどを通して、オフィスワーカーの位置情報・活動を可視化するサービスと連携できるという。

【修正:2025年7月8日午後6時47分】サービスの提供形態について表記を修正しました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR