先週のアクセストップは、ティファールの電気ケトル418万台自主回収のニュースだった。この形の電気ケトルは実家にもあるが、同じ形のものでもモデル違いがたくさんあるらしく、対象なのかどうかは品番をきっちり見ないと分からなそうだ。
3位は、筆者が9月上旬、5回目の万博に行った経験を記した記事だ。「混んでいるので人気パビリオンを回るのは諦めた方がいいが、見たいものを絞り込めば楽しめるのでは」と書いたのだが……。
ここ2週間で状況がまた変わった。混雑は限界に達し、入場予約もほぼ取れない状態に。チケットサイトのログイン待ち時間が長すぎて、予約ページにたどり着いてもほとんどが「満員」表示だし、たまたま空きを見つけて取ろうとしてもエラーが出る。
会場内の混雑も限界のようだ。午前中や夜はまだ余裕がありそうだが、昼から夕方が殺人的な混雑。多くのパビリオンで行列を制限しており、そもそも並ばせてもらえない、「並べない」状況になっていると聞く。
筆者は「ワンチャン、もう一度万博に行けないかな?」と日々チケットサイトをのぞいているのだが、ログイン待ち時間は長くなる一方だし、希望日にチケットが取れそうな気配はない。万一、訪問できても、混雑に心が折れない自信がない。
そういえば万博協会は、4月のオープン当初から「会期末は混雑するので8月までの来場を」と呼び掛けていた。筆者は6月ごろまで「そんなことある?」と疑っていたし、8月終わりには「夏休みが明けたら空くのでは」と思っていたのだが、9月以降、8月までとは混雑の次元が変わった。協会の予測はバッチリ当たったのだ。
万博への再訪は難しそうだと諦めた筆者は最近、「会場の外で楽しめる万博」を探している。例えば、イギリスパビリオンで販売していたスコーンのクロテッドクリームは、乳製品ブランド「ロダス」のもの。新宿に店舗があったので、スコーンと一緒に買ってきて楽しんだ。めっちゃおいしかった。
オーストラリアパビリオンで食べておいしかったお菓子「ラミントン」も、都内で食べられる店を発見。今度行くつもりだ。
万博のブルンジ(アフリカ)ブースで購入してきた、とってもおいしいコーヒーもそろそろなくなりそうなので、ネットでブルンジコーヒーを探している。店舗のレビューに「万博でブルンジコーヒーにハマって、ネットで購入した」と書いている人が何人もいて、同じ人は多いんだなあとホッコリした。
会期前には「ネットで世界が知れる時代に万博なんて」といわれていたし、筆者も実はそう思っていた。だが、ネットの情報だけでラミントンやブルンジコーヒーに魅了されることはなかったと思うし、山ほどあるスコーンの中から「イギリスのロダスのスコーンを買おう」と思うこともなかっただろう。
ネットの時代だからこそ、リアルの体験に価値が出る。そう実感させてくれた万博だった。また日本で見られる機会があればうれしいなあ。
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