先週のアクセスランキングは、iPhone 17シリーズが独占した。カメラ性能を重視する筆者は、17 Proの「望遠最大8倍」とセンターフレーム対応(AIが写真の視野角を広げ、全員がフレーム内に収まるようにする機能)による自撮り性能アップに強く引かれたものの、「17万9800円から」という価格にひるんでいる。家賃より高い。
2位の「プリキュアぬりえコンテスト」の盗用に関するニュースには驚いた。ちょうど近所で、娘のために塗り絵用紙をもらってきたところだったからだ。ネットで公開公募する作品の盗用対策、めっちゃ難しそうだ。
さて筆者は先週末、5回目の大阪万博に行ってきた。木曜夜と金曜の平日2日間だったがなかなかの混雑で、特に金曜日の入場者数は平日最多の22万8057人(関係者含む)。大屋根リングに上ると、向かい側のリング上にアリの行列のようなものが見えた。リングを歩く人だった。
人はスゴかったが「人気のイベントなんだなあ!」と実感でき、これぞ万博! とも思えた。「人が多すぎて、今からでは楽しめないのでは」とひるんでいる人も多いと聞くが、筆者は楽しめた。
今の万博で人気パビリオンに入るのは大変だ。「イタリアとアメリカとクウェートパビリオンを1日で見たい」は無理難題だが、大人気パビリオンを避ければ、多くのパビリオンや飲食ブースは30分〜1時間ぐらい並べば入れる。
「多少並んでも、トルクメニスタンだけは見る」とか「あまり並ばずに『夜の地球』を見る」は可能だ。大屋根リングに上り、芝生に寝転がって夜景を楽しむとか、ドローンショーを見るなど、並ばなくても楽しめ、万博だからこそできる体験はいくらでもある。
筆者は、人気度を事前に調べた上で「ここのこれだけは見たい」という複数の小さな目的を設定し、「30分ぐらいは並ぼう」などと覚悟して行ったので、見たいものを見て、食べたいものを食べることができた。
逆に言うと、準備や目的なしで「並ばず入れそうなところに入ろう」と思って行くとつらい。行列なしで入れるパビリオンやレストランは、今やほぼない。不満を言っていたり疲れた表情の人も多く、全体的な雰囲気も悪くなってきた。「吉村、もうけるために人入れすぎやろ」などと文句を言っている人ともすれ違った。
今から行く予定の方は、「混雑や行列は当たり前」と考え、「多少並んででも見たいものは何か」と、「行列不要なイベントの中で、見たいものはあるか」を調べて、どうか無理せず楽しんでほしい。
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