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“混みすぎ”万博、「今からでは楽しめない」は本当か? 入場者数、平日最多の日に行ってきたNEWS Weekly Top10

» 2025年09月16日 13時27分 公開
[岡田有花ITmedia]

ITmedia NEWS Weekly AccessTop10

9月6〜13日

iPhone 17シリーズが上位独占、当然お高い

 先週のアクセスランキングは、iPhone 17シリーズが独占した。カメラ性能を重視する筆者は、17 Proの「望遠最大8倍」とセンターフレーム対応(AIが写真の視野角を広げ、全員がフレーム内に収まるようにする機能)による自撮り性能アップに強く引かれたものの、「17万9800円から」という価格にひるんでいる。家賃より高い。

 2位の「プリキュアぬりえコンテスト」の盗用に関するニュースには驚いた。ちょうど近所で、娘のために塗り絵用紙をもらってきたところだったからだ。ネットで公開公募する作品の盗用対策、めっちゃ難しそうだ。

画像 スーパーでもらってきた塗り絵に、そんな背景があったとは……

9月の万博は人がアリのようだった

 さて筆者は先週末、5回目の大阪万博に行ってきた。木曜夜と金曜の平日2日間だったがなかなかの混雑で、特に金曜日の入場者数は平日最多の22万8057人(関係者含む)。大屋根リングに上ると、向かい側のリング上にアリの行列のようなものが見えた。リングを歩く人だった。

画像 左奥に小さなアリの行列のようなものが見えるでしょうか? 人です
画像 平日最多の12日午前の西ゲート近辺。人が多い

 人はスゴかったが「人気のイベントなんだなあ!」と実感でき、これぞ万博! とも思えた。「人が多すぎて、今からでは楽しめないのでは」とひるんでいる人も多いと聞くが、筆者は楽しめた。

混雑は覚悟の上で、“小さな目的”があれば楽しい

 今の万博で人気パビリオンに入るのは大変だ。「イタリアとアメリカとクウェートパビリオンを1日で見たい」は無理難題だが、大人気パビリオンを避ければ、多くのパビリオンや飲食ブースは30分〜1時間ぐらい並べば入れる。

 「多少並んでも、トルクメニスタンだけは見る」とか「あまり並ばずに『夜の地球』を見る」は可能だ。大屋根リングに上り、芝生に寝転がって夜景を楽しむとか、ドローンショーを見るなど、並ばなくても楽しめ、万博だからこそできる体験はいくらでもある。

 筆者は、人気度を事前に調べた上で「ここのこれだけは見たい」という複数の小さな目的を設定し、「30分ぐらいは並ぼう」などと覚悟して行ったので、見たいものを見て、食べたいものを食べることができた。

画像 筆者は、大きな目的だった「オーストラリアのラミントン(ケーキ)を食べる」をかなえられて大満足。うわさで想像した以上においしかった

 逆に言うと、準備や目的なしで「並ばず入れそうなところに入ろう」と思って行くとつらい。行列なしで入れるパビリオンやレストランは、今やほぼない。不満を言っていたり疲れた表情の人も多く、全体的な雰囲気も悪くなってきた。「吉村、もうけるために人入れすぎやろ」などと文句を言っている人ともすれ違った。

 今から行く予定の方は、「混雑や行列は当たり前」と考え、「多少並んででも見たいものは何か」と、「行列不要なイベントの中で、見たいものはあるか」を調べて、どうか無理せず楽しんでほしい。

画像 筆者おすすめの穴場は西ゲートのクロネコヤマト。巨大なクロネコ像がいたり、顔認証でクロネコ入りの宅配ボックスを開ける体験ができたりする。スタンプもかわいい

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