進化は、ネットワークへ〜 DivX対応マルチメディアプレイヤー「DVX-500」(1/2 ページ)

» 2004年01月17日 03時54分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 長瀬産業といえば、MOMITSU製のDivX対応DVDプレイヤーを国内販売し、日本語表示に対応した自社ブランド製品「DVX-200」もいち早く投入したベンダー。「DVX-500」は、そのDVX-200にネットワーク機能をプラスし、PC内のデジタルコンツも有線LAN接続で再生できるようにした製品だ。

Photo 高さ5cmと、スリムなデザイン。フロントベゼルは鏡面仕上げで、最近のトレンドに沿っている
Photo 本体の操作部は、基本的にDVDビデオや音楽CDの再生のみを意識したもの。ディスプレイ部も英数字表示のみで、必要最低限だ

 スタンドアロンでDVD/CDメディアを再生する関係上、当然ながら再生は、すべてDVX-500内のハードウェアで行われる。このため、LAN接続時でもサーバ役のPCの負荷が極めて小さいのも特徴だ。もっとも、サーバ側(PC)でデコードを行う製品は、より広いフォーマットに対応するため、一長一短とも言える。

 サポートするフォーマットは映像がMPEG2/1、DivX、Xvid、音声がMP3、WMA、OggVorbis、WAVと、PCユーザーが映像、音声の高圧縮フォーマットとして利用するフォーマットを幅広くサポートする。Windows Media Videoはサポートされていないが、これは主流となるデコードチップがサポートしていないためで、現状は同種の他製品でも同様だ。

 もちろんDVDプレイヤーとしても機能し、DVDビデオ、ビデオCD、SuperビデオCD、音楽CDの再生も可能だ。映像はコンポジット/S出力に加え、コンポーネント出力も可能で、プログレッシブ再生もサポートする。音声は光/同軸でのドルビーデジタル5.1チャンネル、DTSに対応したデジタル出力も可能であり、DVDプレイヤーとしても一定水準の機能を持つ。

Photo 本体背面
Photo トレイはフルオープンするため、メディアの出し入れが容易。形状を見る限り、PC用のDVD-ROMドライブ利用しているようだ

LAN接続して、サーバソフトを入れるだけ

 導入は基本的に容易だ。DHCP環境下であれば、既に構築されているLAN環境にL、ANケーブルで接続するだけ。常時接続でルータを利用するケースが多いいま、多くのユーザーはこれに当てはまるだろう。手動設定する場合でも、TCP/IPの設定のみなので、サーバ役のPCと通信可能なよう、IPアドレスとサブネットマスクを設定すればすむ。

 サーバ役となるPCには、付属CD-ROMからサーバソフトとなる「TransGear Media Server」をインストールする。後は動画ファイル、音楽ファイル、静止画ファイルのジャンルごとに、保存されているフォルダをそれぞれ設定する。ウォッチフォルダを利用することで、ジャンルごとに複数フォルダを指定する事も可能。サーバソフトは、複数のPCにインストールできる。

Photo  
Photo サーバソフトの、TransGear Media Server。ジャンルごとに1つのフォルダと複数のウオッチフォルダ(サブフォルダとして扱われる)を設定可能だ。なおフォト(静止画)だけは“My Picture”フォルダに固定されている

 後はDVX-500の電源を投入すれば、ログイン画面にサーバソフトのインストールされたPCが表示され、選択可能になる。なんらかの事情でPCが表示されない場合は、サーバ名(任意)とPCのIPアドレスを手動で設定することも可能。DHCP環境下であれば、基本的には手間なしと思って構わないだろう。

統一感の高い操作性

 コンテンツの再生は、非常に容易だ。PC内とDVD/CDメディア内、どちらのコンテンツを再生するかは、ログイン画面で選択すればよく、後はジャンル、ファイル(もしくはフォルダ→ファイル)の順に選択を行うだけだ。

Photo  
Photo
Photo 付属のリモコンは英語表記だが、特に難解な表記でもない。4方向キーのそばにRETURNキーがあるなど、操作性はまずます。再起動キーもあるが、できればお世話になりたくないもの(クリックで拡大)

 ファイル/フォルダ一覧では、リモコンの左右キーでページスクロールする。RETURNキーで階層を1つ戻ることもできるので、さほどストレスなく操作することが可能。上下キーでのファイル選択では、そのまま上下スクロールも行われるので、ほぼ直感的に操作できるだろう。レスポンスも悪くない。PC内の場合、上下キーでもページスクロールするが、DVD/CDメディアでは1行ごとにスクロールするなど、少々挙動が異なる部分もあるが、操作感としてはほとんど変わらない。

Photo PC内のファイルは、最大9行ずつ表示される。最上行、最下行にフォーカスがある場合、上下キーでページスクロールするほか、左右キーでもページスクロールできる

 映像では早送り、早戻し再生もサポートする。DivXやXvidフォーマットでは、最初の操作時に待ち時間(早送り、早戻し用のインデックスを作成する)が発生するが、これは同種の製品はほぼ同様だ。なお、テストした範囲では、DVD/CDメディア上のMPEG2/1ファイルだけは早送り、早戻し再生を行えなかった。光メディアには、DVDビデオ、ビデオCDフォーマットでの保存を念頭においているのだろう。

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