「折りたたみ不要派」が過去形に? 約201gの軽量ミニタブレットとしても使える「Galaxy Z Fold8」に触って分かったこと:ある日のペン・ボード・ガジェット(1/3 ページ)

» 2026年10月13日 11時00分 公開
[refeia,ITmedia]
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 こんにちは! refeiaです。

 今日は、サムスン電子の折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold8」を見ていきましょう。Fold8は、それまで主流だった「縦長→展開して正方形寄り」という折りたたみスマホの常識を覆して、縦が比較的短い折りたたみ状態から、展開して横長になる形状が話題になりました。

サムスン電子の新型スマートフォン「Galaxy Z Fold8」 サムスン電子の新型スマートフォン「Galaxy Z Fold8」

 また、約201gの軽量さや、たたんでも約9.7mmしかない厚さも特徴です。折りたたみ状態での使い勝手を通常のスマホに近づけてきた歴史の中、サイズだけを大胆に外してきたのが本機です。諸事情あって自分が折りたたみスマホをちゃんと使ってみるのは初めてですが、お手柔らかにお願いします。

 それでは、よろしくお願いします!

折りたたみスマホ「ナシ」派の私

 自分は長らく、折りたたみスマホはアリ/ナシで言えば「ナシ」派でした。というのも、自分の生活の中心は、絵を描いているときもそうでない時も液タブの前です。

日々利用しているワコムの液タブ「Cintiq Pro 17」 日々利用しているワコムの液タブ「Cintiq Pro 17」です

 プロ用としては小型ですが、ディスプレイも美しく、Windowsならタッチ操作も滑らかで、小型ゆえに左右にキーボードを配置してタイピングしやすいです。動画はサブPCに流すことが多いですが、本機も良好で読書やブラウジング、一般的なアプリは液タブで利用しています。こんな環境では、(スマホ好きなのは仕方ないとしても)現実的にスマホが重要になる場面は少ないです。

 それに、Fold8の値段が値段(256GBモデルで26万9880円〜)なので、うっかり欲しくなったら困るという、極めて現実的な問題もあります。ニュースなどで見ては、「へーすごい」と思いつつも、自分には関係ないという立場にとどまっていました。

開いて伏せた状態 開いて伏せた状態のFold8

主なスペックをチェック

 さて、話を戻しまして。まずは主なスペックをチェックしていきましょう。

  • SoC:Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
  • メモリ:12GB (ストレージ1TBモデルのみ16GB)
  • ストレージ:256〜1TB
  • カバーディスプレイ:5.5型/アスペクト比16:10
  • メインディスプレイ:7.6型/アスペクト比1.3:1
  • カメラ:約5000万画素/広角+5000万画素/超広角
  • バッテリー:4800mAh
  • 重量:約201g
  • 価格:26万9880円〜35万9880円(サムスン公式ストア)

 目を引くのは、約201gの軽量さと価格の高さでしょうか。今の環境ならば、これでも頑張ったと言えなくもなさそうですが、絶対的に価格が高いのは否定できません。

我慢を強いられない使用感

 実際に試していると、ストレートスマホに慣れた感覚でも我慢を強いられることがほとんどないのが印象的でした。重量が約201g(手元での実測だと206g)は、多くのスマホ上位機より軽いぐらいで、閉じたときのサイズも約9.7mmなので分厚く感じません。

閉じて上から見ています 閉じて上から見ています。普通のスマホよりはわずかに分厚いですが、ディスプレイ2枚でこれと考えると恐ろしい薄さです

 動作も素早くて滑らかです。冷却機構はストレートスマホほど余裕があるわけではなさそうですが、高負荷な3Dゲームも問題なく動作します。

 バッテリーも5000mAh級の容量と、最新のSoCから期待される通りの持ちのよさで、外出時も1日は心配なく過ごせました。室内の明るさでメイン画面で動画を流し続けるテストでは、手元の「Pixel 10 Pro XL」と同じぐらいの減り方で、十分満足できる程度です。

 ただし、バッテリーを減らすような使い方もできてしまうのが折りたたみスマホです。大きなメイン画面を高輝度で使ったり、せわしなく画面が動く使い方やマルチタスクなどもモリモリやってしまいがちです。そういう使い方をしてしまったときですら、確かに減ってはいるもののガクッという減り方もなく、納得できるバッテリーの持ちでした。

動画アプリとブラウザを開いています この例では動画アプリとブラウザを開いています。複数アプリから音声を出す設定もできるので、例えば動画アプリを2つ開いて、好きな配信者の同時視聴のようなコンテンツも1台で楽しめます

 過去の折りたたみスマホは、分厚く/重く/バッテリーの持ちにも妥協が必要な時代があり、ストレートスマホが選ばれてしまう状況が続いていたと思います。それらの多くが既に解決しているのが印象的です。

 一方で、耐久性の面での懸念と価格の高さについては、課題として残り続けています。

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