インタフェース類は、先述した「SD/MSスロット」以外にもUSB2.0×3、外部RGバイト出力(外部出力時は最大1600×1200ドット)、モノラルミニジャックのマイク入力、ステレオミニジャックのヘッドホン端子(光オーディオ出力と兼用)、4ピンのIEEE1394、専用ミニS端子といった構成になっている。
ネットワークはIEEE802.11b/gの無線LAN機能以外にも、100BASE-TX/10BASE-Tに対応するイーサネットポート(RJ-45コネクタ)を装備する。なお、PCカードスロットはTypeI/II対応のものが1基しか用意されない点に注意したい。
標準バッテリーは10.8V 4400mAhのリチウムイオンバッテリーで、約4.7時間の利用が可能になっている。ただし、DVDマルチドライブを取り外し、オプションで用意される増設用バッテリーを装着することで、約8.4時間へと持続時間を伸ばすことが可能だ。増設用バッテリーを用意しておけば、1日持ち歩いても十分に対応できるだろう。
ここまで紹介してきたようにFMVMG75Gは、スペック的には大きな特徴を持っているわけではない。Pentium Mが登場して1年近く経過しているが、ハイパワーなモバイル向けCPUの登場はまだ先だ。このようなノートパソコンにとって厳しい状況の中で、基本機能を見つめ直したのがMG75Gと言えるだろう。
ノートパソコンを使い込みたいと考えているユーザーにとっては、非常に素直に応えてくれる1台となってくれるはずだ。
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