TV視聴機能は、ソニー独自の「GigaPocket Engine」を使用している。バイオVシリーズに付属するものはハードウェアエンコード機能を持つが、上位機種が持つゴーストリデューサーなどは搭載されていない。
標準状態ではくっきりというか、ややコントラストがきつく、暗い部分がやや黒に沈みかけていた。画像を見ながら設定を変えるとよいだろう。
番組予約はインターネット上の番組サイトを使う。あらかじめ6つのサイトが登録されているのだが、スタートアップメニューのみに用意されていてIEのお気に入りに入っていないのはちょっと不満だ。
バイオVはリモコンで番組予約が可能だ。リモコンには「番組表」と書かれたボタンがあり、So-netの「テレビ王国」が起動するようになっている。リモコンだけで予約ができるのは誰でも分かりやすく、うれしい機能だ。
なおテレビ王国では、ユーザー登録を行えば、携帯電話や他のPCからリモートで予約が可能な「iCommander」があるので、予約を忘れていても出先から操作することができる。
TV視聴用ソフトは「GigaPocket Ver.5.6」、ビデオ編集ソフトは「DVgate Plus Ver.1.2」、DVD Video作成は「Click to DVD Ver.1.4」がインストールされている。オリジナルソフトでの録画から編集、書込みまでの作業は分かりやすく、この辺はいかにもソニーらしい作りだ。
もちろん、最近のメーカー製PCで定番となっているプレインストールソフトのオンラインアップデートサポートも用意されている。
ベンチマークテスト結果は以下のようになっている。SiSの内蔵グラフィック機能を利用しているので3Dゲームには向かないものの、十分なパワーはあるだろう。
バイオVは、ベンチマークテストを回したり、長時間DVD Videoを見ると、発熱が増えるためか騒音は増えるが、そこそこ押さえられており、静かなマシンだ。普段はTVを見るのが中心だが、録画機能も欲しいし、PCも活用したいといったライトユーザーが、パーソナル機を求めるならこのバイオVシリーズがぴったりだろう。
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