IntelとAMDの64ビットx86技術は「100%近い互換性」との報告書

» 2004年04月06日 08時25分 公開
[ITmedia]

 調査会社In-Stat/MDRは4月5日、独自に行った分析の結果として、AMDとIntelが提供している64ビットのx86アーキテクチャは完全とはいかないまでもほぼ同一であり、100%近いソフトの互換性も可能だとする報告書を発表した。ただ、場合によっては一方の64ビットアーキテクチャ向けに書かれたプログラムが他方ではうまく機能しないこともあるかもしれないとしている。

 この報告書「Microprocessor Report」では、すべてのインストラクション、レジスタファイルに加えられた修正、メモリ対処方法やデータアドレスモード、既存の16/32ビットx86実行モードのサポートといったアーキテクチャ関連の機能などを比較。いずれの場合もIntelが64ビットのx86アーキテクチャで、ほぼあらゆる局面にわたってAMD64を「手本としている」ことが分かったと報告している。

 ただ、AMDとIntelさえも認識していないわずかな違いも発見したと指摘。こうした違いは今後の64ビット版x86プロセッサで解消されるものもあれば、ソフトがわずかに異なるコードを実行することで対応できる場合もあるだろうとしている。

 わずかな違いはあっても、事前にリリースされたAMD64の説明を読み、AMD64のテストを実施することで、Intelが自社の64ビットアーキテクチャを開発したのは明らかだと報告書は解説。シニアエディターのトム・ハーフヒル氏は「IntelがAMD64をリバースエンジニアリングしたことは、両社の関係において大きな転換点だ」と述べている。

 「Intelの64ビット版x86プロセッサではAMD64用に開発された64ビットOSも実行できるとするIntelの言葉に矛盾はないことが分かった。同時に、Intelが相互の64ビットソフトで互換性の完全保証に後ろ向きである理由も、われわれが発見したわずかな違いから説明がつく」とハーフヒル氏は話している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月13日 更新
  1. RTX 5060よりRTX 3060? 最低でも25万円! 値上がりが続く自作ゲーミングPCのリアル (2026年10月12日)
  2. 「折りたたみ不要派」が過去形に? 約201gの軽量ミニタブレットとしても使える「Galaxy Z Fold8」に触って分かったこと (2026年10月13日)
  3. 約581gの軽さで美しい画面を持ち歩く! 日本エイサーの有機EL搭載14型モバイルディスプレイ「PE140Wsmiuux」を試す (2026年10月12日)
  4. 全48製品が最大40%オフ! BenQのディスプレイやプロジェクターがお得に! (2026年10月11日)
  5. メモリやSSDが高すぎてPC買えない問題 IntelのラナーデCTOはどう考えている? (2026年10月09日)
  6. Anthropicが小型AIモデル「Claude Haiku 5.5」を発表/Mistral AIが大規模言語モデル「Mistral Large 4」を公開 (2026年10月11日)
  7. 日本HPが個人向け新ノートPCを10月下旬に発売 RTX Spark搭載の「OmniBook Ultra 16 AI PC」と若者の最初の1台を狙う「OmniBook 5 14」 (2026年10月09日)
  8. 5K/75HzとWQHD/300Hzを切り替え! MSIの26.9型ディスプレイが話題に (2026年10月10日)
  9. 最大割引率は49%! セール初登場を含むAmazfitのスマートウォッチ&スマートリングがお得 (2026年10月13日)
  10. オープンイヤー型の「ACCENTUM Clip」が初セール! 「ゼンハイザーオータムセール2026(第2弾)」開催 (2026年10月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー