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» 2004年04月16日 09時40分 公開

Dell、再び世界PC市場首位に

市場調査会社の米IDCと米Gartnerが発表した1〜3月期の世界PC出荷台数統計(速報値)では、いずれもDellがHPから再び市場シェア首位を奪還したと報告している。

[ITmedia]

 市場調査会社の米IDCと米Gartnerは4月14日、それぞれ1〜3月期の世界PC出荷台数統計(速報値)を発表した。いずれも、DellがHPから再び市場シェア首位を奪還したと報告し、法人需要の拡大を指摘している。

 IDCの速報値では、1〜3月期の世界PC出荷台数は約4120万台で前年比16.5%増。「法人需要の拡大によって米国と欧州が予想以上に伸びたこと、および積極的な価格設定と引き続きのノートPC需要」により、同社の予測値13.5%を上回る伸びとなったと報告している。

 Gartnerの速報値では、1〜3月期の世界PC出荷台数は約4530万台、前年比13.4%増となっているが、同社も法人のPCリプレース増を指摘、「当社の予測モデルに基づくと、今年1年を通じて強いPCリプレース需要が見込める」としている。

 PCベンダー上位5社の世界PC出荷台数は、5社とも前年同期比で2けた増となった。

 再び市場首位に立ったDellの1〜3月期世界PC出荷台数は、IDCの報告では前年比28.2%増、Gartnerの報告では28.6%増。

 IDCによると、Dellは市場シェア18.6%を確保し、2位のHP(シェア15.6%)を3ポイントリードした。このDellとHPのシェアの差は、2002年のHPとCompaqの合併以後、最大だという。

 Gartnerの報告では、Dellのシェアは16.5%、HPのシェアは14%となっている。「HPは過去数四半期と比べると伸びが弱かった。同社は年初、米小売市場で在庫過多に悩まされた」とGartnerは指摘している。ただし3月末までには在庫も通常レベルに戻ったという。

 Gartnerでは「1〜3月期は全地域でPC出荷台数の伸びが見られたが、伸び率は欧州・中東・アフリカ(EMEA)市場の17%から日本市場の約6%までの幅がある」と指摘。またIDCでは日本市場について、「1〜3月期はビジネス分野での需要によって10%近い伸びが見られたが、2004年通期では成長率は1けた台にとどまり、ほかの地域よりも回復が遅れるだろう」としている。

2004年1〜3月の世界PC出荷台数(IDC速報値)

ベンダー 出荷台数(千台) 市場シェア 前年比台数伸び率
Dell 7,684 18.6% 28.2%
HP 6.416 15.6% 15.8%
IBM 2,267 5.5% 20.4%
Fujitsu/Fujitsu Siemens 1,892 4.6% 15.4%
Acer 1,375 3.3% 36.5%
そのほか 21,603 52.4% 11.7%
41,238 100% 16.5%

2004年1〜3月の世界PC出荷台数(Gartner速報値)

ベンダー 出荷台数(千台) 市場シェア 前年比台数伸び率
Dell 7,493 16.5% 28.6%
HP 6,334 14% 16.4%
IBM 2,243 4.9% 20.2%
Fujitsu/Fujitsu Siemens 1,834 4% 12.8%
Acer 1,384 3.1% 35.4%
そのほか 26,026 57.4% 7.7%
45,314 100% 13.4%

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