NVIDIA、ワークステーション向けGPU「Quadro FX 4000」発表

» 2004年04月23日 18時36分 公開
[ITmedia]

 NVIDIAは4月23日、従来モデルと比べ、ジオメトリ性能・フィルレートで2倍、ピクセルリードバックで5倍の性能を実現するワークステーション向けGPU「Quadro FX 4000」を発表、HPなどのOEMメーカー、リードテック、エルザジャパンなどのアドイングラフィックスカードメーカーより、5月に製品出荷を開始する。

 Quadro FX 4000は、

  • フルシーン対応の回転グリッド・アンチエイリアシングにより3Dモデルにおけるライン・エッジなどの品質が大幅に向上
  • 拡張された32ビット浮動小数点機能をシェーディング・フィルタリング・テクスチャリング・ブレンディングに取り入れることで、モーションブラー(物体の移動による、一方向への動きのブレの表現)や爆発効果などの処理時における画質向上を実現
  • 256ビットGDDR3の採用、32Gバイト/秒のメモリ帯域幅を実現
  • デュアルリンクDVI-I端子を2つ搭載、最大3840×2400ピクセルの高解像度表示に対応

 などの特徴が挙げられる。Quadro従来モデルとの違いは以下の通り。

製品名 Quadro FX 4000 Quadro FX 3000G Quadro FX 3000 Quadro FX 1100 Quadro FX 700
メモリ容量と種別 256Mバイト DDR 128Mバイト DDR
ビット幅 256ビット 128ビット 256ビット
メモリ帯域幅 32.0Gバイト/秒 27.2Gバイト/秒 27.2Gバイト/秒 10.4Gバイト/秒 17.6Gバイト/秒
ディスプレイインタフェース DVI-I×2、Stereo DVI-I、VGA
デュアルリンク DVI ○ (2) ○ (1) × ×
ポリゴン描画性能 133 Million/秒 100 Million/秒 100 Million/秒 100 Million/秒 69 Million/秒
テクセルレート 4.5 Billion/秒 3.2 Billion/秒 3.2 Billion/秒 3.4 Billion/秒 2.2 Billion/秒

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