インターコムはこのほど、独自のデータ圧縮技術「ダイナミック指数演算方式」を採用したソフトウェアMPEG2トランスコーディングエンジンを開発した。同社製DVD関連ソフトに搭載するほか、同エンジンをパッケージ化してPCメーカーなどへOEM提供していく計画だ。
同社が開発したエンジンは、HDDに蓄積されたMEPG2データを圧縮する際に、データを途中までデコードし、その状態から再度目的のサイズに合わせてエンコードし直す「トランスコーディング」処理を行うことで、圧縮処理時間の大幅な短縮を実現した。今年4月に発表した独自のデータ圧縮技術「ダイナミック指数演算方式」の採用により、効率のよい変換処理が可能になったとしている。
なお、同社が実施したテストによると、MPEG2トランスコーディングエンジンを使って60分(4.3Gバイト)のMPEG2データを50%の圧縮率で変換処理するのに要した時間は12分台で、MPEG2エンコードソフトを使って圧縮変換処理する場合に比べると数分の1の時間で済むという。
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