インクジェットプリンタの3割が複合機に 国内第1四半期

» 2004年07月08日 17時27分 公開
[ITmedia]

 インターナショナルデーターコーポレイションジャパン(IDC Japan)は7月8日、今年第1四半期の国内インクジェットプリンタ市場動向(台数ベース)を発表した。スキャナ一体型複合機がシェアを大きく伸ばし、全体の3割を占めるに至っている。

単機能インクジェットプリンターと複合機(インクジェットMFP)のシェア推移(台数ベース)

 複合機の出荷台数は前年同期比70.7%増の41万8000台。単機能プリンタは同17.3%減の95万3000台だった。インクジェット全体に占める複合機のシェアは30.5%で、前年同期から10ポイント強増えた。

 複合機市場の拡大は、コピー機としても利用できる利便性が受けていることに加え、ベンダーや販売店が複合機の拡販に力を入れているため。複合機は単機能プリンタよりも販売単価が高く、コピー機能の利用によって印刷枚数が増えるためインク消費も見込め、収益性が高いという。

 メーカー別シェア数値は公表していないが、単機能プリンタのトップはキヤノン、複合機のトップはセイコーエプソン。両方を合わせた市場全体のトップはキヤノンで、前期トップのエプソンを逆転した。

 今年第4四半期には各社が複合機のラインアップを一層充実させるため、インクジェット総出荷台数の35%以上が複合機になると予測している。

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