PCは黒字定着、携帯は不調 NEC

» 2004年07月28日 22時31分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 NECが7月28日発表した2004度第1四半期決算によると、PC事業は出荷台数を減らしつつも、3四半期連続で黒字を確保した。

 前年度同期のPC出荷台数は65万台(通期270万台)。出荷台数は前年同期から減っているが、生産の5割を中国にシフトして原価低減したのが奏功し、利益率は向上した。中国生産率は7割にまで引き上げる予定だ。

 一方、前年度の業績を引っ張った携帯電話は低調だ。端末売上高は前年度同期比7%減の1633億円。世界出荷台数は前年同期の410万台から330万台と2割減、国内向け出荷は同3割落ち込んだ。「前年はカメラ付き携帯電話の普及期だったが、今年は調整局面」(的井保夫取締役常務)。

 端末の不調に比べ、携帯関連インフラ事業は好調だ。NTTドコモのパケット通信定額制サービス導入にともない、ネットワークインフラ需要が増大。端末部門のマイナスをカバーした。

 サーバ販売などのコンピュータープラットフォーム分野は同11%増の970億円。サーバ価格の下落については、「昨年のような急減は今年はないようだ」(的井常務)と明るい見通しを示した。

全セグメントで増収。デジタル家電向け半導体を含むエレクトロンデバイス事業が最も伸びた

 連結売上高は前年同期比2.5%増の1兆561億円、営業利益は同37%増の165億円、純利益は同30倍の209億円。SI事業などで売り上げが伸びたほか、資材費のコストダウンやSCM改革などが奏功した。

 今期の業績見込みに変更はない。

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