LAN接続で簡単デュアルディスプレイ――エージーテック「MaxiVista」を試す(1/2 ページ)

» 2004年07月29日 08時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 先日掲載した、デュアルディスプレイ環境にできるUSB2.0接続のコンパクトなパーツ、海連「サインはVGA」(レビュー参照)が意外に好評であったが、今回は、もっと簡単にそのような環境を実現できるソフト、エージーテック「MaxiVista」を試用した。

仮想グラフィックスドライバにより2台目ディスプレイが認識される

 MaxiVistaは、Bartels Media製のデスクトップ拡張ソフトで、エージーテックから日本語版が7月27日より発売開始された。仮想グラフィックスカードドライバとそのプログラムにより、メインPCのWindowsからは、追加されたグラフィックスカードとして、LAN接続されたもう1台のPCのディスプレイが認識されるような仕組みとなっている。

 ターゲットはずばり、メインPCのほかに、LAN接続されたもう1台のPCがあるユーザーだ。MaxiVistaをその2台(正確には、2台目はビュアープログラムを起動するだけ)にインストールするだけで、気軽にデュアルディスプレイ環境にできる。

 なお「2台目PCにはディスプレイコンテンツフレームのうち、変化のあった部分だけを送信する。そのデータは圧縮されるため、全体的なネットワーク速度に影響があるほどにはならない」(エージーテック)という。

 まずは、メインPCに仮想ドライバとサーバプログラムをインストールする。インストール中に2台目PC用のビュアープログラム生成のためのメッセージが表示されるので、これを作成しておく。

photo サーバプログラムのメニュー「MaxiVistaビューアを生成」からも生成可能。ビュアープログラムは、そのサーバプログラムから生成されたもののみ使用できる仕組みで、この機能により誤認証をされないようになっている

 この作成したビュアープログラムを、ネットワーク経由など適当な方法で2台目PCにコピーし、起動する。

 メインPCでは、仮想グラフィックスカードとディスプレイが認識される。あとはタスクトレイに常駐するアイコンメニューより「2台目のディスプレイを有効化」を選ぶか、あるいはアイコンをダブルクリックするだけで2台目PCにメインPCの画面が拡張されて表示される。

photo タスクトレイ内メニュー操作で、デュアルディスプレイのオン/オフ切り替えが可能

 画面の位置は、「画面のプロパティ」からの操作で行えるため、右だけでなく、上下など、若干ずらした位置に表示するといった調整もできる。

photo デバイスマネージャ、および画面のプロパティから認識されている仮想グラフィックスカード。試用環境としたThinkPad X40はデフォルトでデュアルディスプレイ環境が整っているので、MaxiVistaにより3画面表示が可能となっている

あ、デュアルってやっぱいいかも、と思える快適な操作感

 2台目ディスプレイの有効/無効操作は、タスクトレイ内にあるサーバプログラムをダブルクリックするだけ。OS起動時にサーバプログラムも起動させておくような設定にしておけば、例えば無線LAN接続環境のノートPCであれば、本体に何も接続しなくてもデュアルディスプレイにできることになる。

 一番多い使い方は、メインPCと解像度を同じにして横に並べる方法だと思われるが、MaxiVistaは通常のデュアルディスプレイ環境に追加し、「ウインドウ表示モード」、および2台が異なる解像度であった場合などに利用できる「拡大モード」も備わっている。

 ウインドウ表示モードは、設定メニューから「2台目のディスプレイを全画面で使用」のチェックをはずして2台目ディスプレイを有効にする。拡張部分がウインドウ表示となり、元の画面の同時表示、2台目PCでの操作となるがウインドウ移動などもできる。

photo 右側が2台目のPC。ウインドウ内にメインPCの拡張デスクトップが、ウインドウの外には2台目PCのデスクトップが見える

 このモード、ちょうどOSエミュレートソフト「Virtual PC」などで別OSをウインドウ表示したような感じだ。一つ欲を言うと、なんらかのキー操作などにより、表示ウインドウ外のマウス/キーボード操作もメインPCで行えるようになればより便利そうであるが、その機能はないようだ。

 では、実際に動かしてみよう。

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