キーボードにも若干の変更が加えられている。キーのピッチやストロークは従来モデルと変わらないが、[↑]キーの左右空きスペースに[PgUp]と[PgDn]の独立したキーが用意されたことで、ページビューの操作性が向上している。ポインティングデバイスは従来同様のタッチパッドで変更はない。
ちなみに、インタフェースの設置場所もNT2600から大幅に変更されている。光学ドライブは本体左側面に配置され、そのかわりLAN、モデム、IEEE 1394、PCカードスロット、3in1カードスロットはすべて本体右側面に配置。またUSBコネクタは背面に配置されている。同じ背面にはVGAコネクタとパラレルも配置されている。
またNT2600にも用意されていたが、本体前面には音楽CDの再生コントロールを行うボタンが用意されている。この機能は、OSが起動していない状態でも利用可能となっており、音楽CDをいつでも楽しめるように工夫されている。
以上のように、従来モデルから大幅な機能向上を実現するだけでなく、薄型軽量化も実現したNT2700。それでいて従来からの最小構成8万円台という低価格を維持している。
用途に合わせて豊富なBTOから機能を選択できるという点も幅広いユーザーに受け入れられる魅力だ。ホームユースでメインマシンとして利用するには、マルチメディア機能の弱さも見えるが、ビジネス用途としては申し分ない。ビジネス用途やサブマシンとしてお勧めしたいA4ノートPCだ。
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