IDC Japan、2004年上半期の国内PC出荷実績を発表

» 2004年09月27日 16時33分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは9月27日、2004年上半期(1〜6月)における国内PC市場の出荷実績を発表した。

 これによると、出荷台数は702万台で対前年比7.0%増となった。

 市場別では、家庭市場が対前年比1.4%増の276万台となり、過去3年間下落に歯止めがかからなかった家庭向けPC出荷に下げ止まりの動きが見られるという。

 同社アナリストの新行内久美氏は、「店頭チャネルが苦戦する一方でインターネット販売が伸びているため、以前のように店頭だけで需要を測れなくなってきている」とした上で、「デジタル家電については旺盛な需要が続くとみられるが、低価格化が普及の前提となる。そのため、HDDレコーダーなど一部製品においてはPCとは違う価格帯の製品となり、今後はPC需要に対する阻害要因としての影響力は徐々に低下するとみられる。ポータブル音楽プレイヤーなどPCと連携して利用される機器は、むしろPC需要に対する促進要因となり得る」と分析している。

 一方、ビジネス市場は対前年比11.0%増の426万台となり、出荷台数において2003年下半期(7〜12月)から過去最高を1年間維持した。

 同アナリストは、「大企業のみならず中小企業も好調であることから、生産性向上ツールとしてのPCの認知が中小企業においても高まり、企業あたりの導入台数が増加している」と分析している。

 なお、同社は2004年の国内PC市場について、対前年比6.0%増の1358万台と予測し ている。

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