OYA-PK3は、今ある電源をそのまま外付け化できるという製品だ。電源ケーブルの延長コードと、なんとなくなスタンドというか台座、そしてHDDステーがセットになっている。
電源を外付け化することで、PC内部に熱がこもりにくくなり、スペースも空き、工夫をすれば静音化対策ための自由度も増す。そして、やや容量が少ないタイプの電源しか内蔵できないようなキューブ型やスリム型ケースユーザーはとくに、電源ユニットの選択肢も増えるといったメリットが挙げられる。
外付け化キットといっても、基本は単に各コネクタの延長ケーブルが付属するだけなのだが、見た目はなかなかごつい。20ピンメインパワーコネクタと12ボルト4ピン、ケースファン用3ピンコネクタにFDD用3.3ボルト4ピンコネクタがそれぞれ1基ずつ、そして5ボルト4ピンコネクタが4基と、グラフィックスカードの補助電源供給用のAUX6ピンコネクタ1基が搭載されている。なお、LGA775システム用24ピンコネクタは搭載されないため、24ピン→20ピン変換コネクタなどを用意しておく必要がある。
延長ケーブルは全長約1メートル、ケース内部から這わすため、ケース背面から最短でも50センチは引き出せることになる。引き出したケーブルと電源本体から出ているケーブル長(製品にもよるが30センチほど)を足した分が外付け設置できる範囲となる。