DellのロリンズCEO、AMD採用の方針表明

» 2004年11月12日 08時27分 公開
[IDG Japan]
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 米Dellのケビン・ロリンズCEOが、近い将来自社のサーバでAMDプロセッサの採用を前向きに検討していると表明した。

 現在のところ、大手PC/サーバメーカーの中でAMDプロセッサを採用していないのはDellのみとなっている。

 「当社は将来的に、その(AMD)製品を追加したい意向だと言っていい」。ロリンズ氏は11月10日、InfoWorld編集者とのインタビューでこう語った。

 Intelオンリーの戦略を転換する第一の理由としてロリンズ氏は、64ビット分野でAMDの技術がIntelをリードしていることを挙げる。

 「同社はどんどん良くなりつつある。その技術も向上している。一部の分野では現在、同社の方がIntelよりも先行している。当社が何よりも関心を持っているのはその点だ」とロリンズ氏。

 ただ、ロリンズ氏によれば、DellはデスクトップPCにはAMDプロセッサは採用しない見通しだ。

 「もし当社が、AMDの(製造)能力を基本的にすべて吸い上げたとしても、まだ十分とは言えない。当社がデスクトップPCで採用するに十分な能力をAMDは持っていない。当社にとって基本的に、AMDはサーバ、ワークステーション、ゲーム分野の方で関心がある」。ロリンズ氏はこう語っている。

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