“本気”のモバイルマウス――V500 Cordless Notebook Mouseマウス(2/3 ページ)

» 2004年12月10日 10時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

こだわりの「7度」

 本体は、非常に薄く突起物がないプレーンなデザインで、本体サイズは57(幅)×95(奥行き)×29(高さ オープン時:33)ミリと、同社の有線モバイルマウスMDO-30と幅と奥行きサイズに関してはほとんど同じである。ただしV-500はやや角張った形であり、スクロールホイールがないこと、なにより薄いことで、かなりコンパクトに見える。

photo V-500(左)、MDO-30(右)

 使用時は、底面のスライドレバーを引くことで、お尻がくいっと持ち上がる仕組みになっている。ここにUSBレシーバーも収納できる。そして同時に電源スイッチも兼ねられているのはにくい演出だ。

photo
photo USBレシーバーを収納できる

 オープン時はお尻が持ち上がった分、4ミリほど高くなり、握るとちょうど手のひら、指の付け根部分にフィットする。

 モバイル用として超小型のワイヤレスモデルを使っていた時期があったが、この製品は小さすぎて手のひらが接触せず、親指と薬指のみで操作するイメージであった。この場合、自然に指のみで操作してしまうようで長時間の操作時はかなり疲れる。

 一方、手のひらを本体に乗せることができると、自然に手首、あるいは腕全体で操作するようになり、疲労や操作のしにくさといったストレスが軽減される。これは、普段は通常サイズのマウスを利用し、たまにモバイルマウスを使うというユーザーであれば顕著に実感できることと思われる。

photo クローズ時(上)とオープン時(下)

 ちなみにオープン時の角度は7度。この角度が浅いと前述のように、逆に高いと本体サイズが大きくなってしまうと、同社がさまざまなマーケティング調査や試作を行い導いた角度なのだという。なお、平均的日本人体格というか手の大きさの筆者にはちょうどよかったが、もっと手がでかい人も一緒なのだろうか。

静電方式の4方向スクロールパネル

 V-500はスクロールホイールがない。かわりに静電方式――ノートPCに搭載されるトラックパッド、あるいはiPodのジョグ部分のようなもの――がスクロールホイールがあるべき場所に設置されている。スクロール操作は、この部分を指でなぞることで行う。

photo 中央部分がスクロールパネル部になる

 このマウス操作時に指でなぞるという動作が、かなり新鮮だ。

 マイクロソフト「Wireless IntelliMouse Explorer」は例外だが、ロジクール製品含むほとんどのスクロールホイールは、回転させるとカコカコカコと抵抗がある。この“カコ”1回分でどのくらいスクロールするかということを無意識な感覚として持っていることだろう。対して静電方式スクロールパネルには、あるべきはずの感覚が当然ながらない。もちろんこれは、買ったばかりのノートPCのトラックパッドを操作した時に感じる違和感と似ているため、すぐ慣れることだろう。

 ちなみに、上下だけでなく左右スクロールにも対応するため、横に長いExcelのスプレッドシート操作時も快適だ。また、上下左右の端を押しっぱなし(触りっぱなし)にすることで、断続的なスクロール、ロジクール製品で言うところのクルーズアップ/ダウン操作が行える。つまりこのスクロールパネルは、上下スクロールに左右チルト機能とクルーズ操作用となる4つのボタンが一まとめになったようなものである。

 V-500に同梱されているマウスユーティリティツールは「SetPoint 2.13」となる(注:試用したモデルは試作機のため、バージョンが異なる可能性があります)。

photo SetPoint 2.13
photo 移動項目の設定項目

 設定項目は、最近の多ボタン多機能マウスにあるような項目に対してかなり少ない。上記でクルーズ操作用ボタンなどの機能も果たすと記載したが、どうせなら割り当てカスタマイズを可能にして欲しかった。例えば、左向きになぞった時は「ブラウザの戻る」に割り当てるといったことだ。

電波到達距離10メートルとなる2.4GHz帯無線を採用

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