新しい高画質エンジン「VISITAL」でTV画質を強化したVALUESTAR春モデル発表

» 2005年01月06日 11時00分 公開
[ITmedia]

 VALUESTAR春モデルで力を入れているのがTV表示時の画質アップ。そのため、新規に開発した高画質エンジン「VISITAL」を実装したキャプチャーカードをVALUESTAR全モデルに搭載している。

TV関連機能を大幅に強化した春モデルVALUESTAR

 新しいキャプチャーカードのチューナーユニットでは遅まきながら、三次元Y/C分離やゴーストリデューサに対応(ただしLaVie Lではゴーストリデューサに非対応)。また、10ビットADコンバートや高画質NTSCデコーダの実装によって、より細かい表現や赤系統などの色情報が増加、色境界の分解力が向上している。

 VISITALは別個の専用チップで行っていた三次元Y/C分離とNTSCデコート&MPEGエンコーダを一つのチップに統合したもの。同一エンジン内に統合されたことで、これまで行っていた「三次元Y/C分離の後にDA変換」「NTSC入力前にもう一度AD変換」の過程が省かれることで、画質の劣化を抑えることが可能になった。

 さらに、液晶一体型モデルや、VALUESTAR L上位モデルと組み合わされる「高解像度スーパーシャインビューEX液晶」では応答速度が12ミリ秒と改善され、動きのはやい映像でも残像が残りにくくなっている。

 TVの視聴や番組データの保存に関連するソフトウェアの改善された。視聴ソフトの「MediaGarage」はインスタント機能に対応。電源オフの状態から専用の起動ボタンを押すと、Windows XPのエンベデット版が起動し、そのうえで専用のMediaGarageが動作することで、TVの視聴、DVDや音楽CD再生が短時間でできるようになる。

 また、ユーザーから要望が多かった「電源オフの状態からでも予約した時間に自動で起動して録画を開始する」機能をSmartVisionとMediaGarageがサポート。メディアの種類にあわせて保存する動画データのビットレートを自動で設定してくれる「DVD MovieWriter」は2パスVBRや2層式DVD+Rに対応するようになった。

新しい液晶一体型PCはAVテイストに特化「VALUESTAR SR」

 春モデルで新しく登場した「VALUESTAR SR」はNECのデザイナーが「リビングで違和感のない、ごく見慣れたデザインを意識した」と述べるような、ビデオデッキの上に大型のTVを載せたようなデザインが施されている。

 液晶パネルのサイズによって19インチサイズの上位モデル「VR770/BD」「VR700/BD」と17インチサイズの下位モデル「VR500/BD」が用意されている。いずれもメモリ容量が512MバイトにHDD容量が250Gバイト、内蔵光学ドライブも2層式DVD+R対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載、チップセットもIntel 915GVで共通。

 CPUは「VR770/BD」がPentium 4 530J、ほか2モデルはCeleron D 340Jと異なるが、末尾の"J"が示すように、どちらも最新のエグゼキュート・ディスエーブル・ビット対応のCPUだ。

型名VR770/BDVR700/BDVR500/BD
OSWindows XP Home Edition SP2
CPUHT Pentium 4 530J(3.0GHz)Celeron D 340J(2.93GHz)
チップセットIntel 915GV
メモリ(最大)PC3200対応512Mバイト(2Gバイト)
液晶ディスプレイ19インチワイド(1280×1024ドット)17インチワイド(1280×1024ドット)
スピーカー本体内蔵
グラフィックスチップセット内蔵
HDD250Gバイト
光学ドライブDL対応DVDスーパーマルチ
スロットPCカードTypeII×2、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード
実売予想価格25万円前後22万円前後20万円半ば
出荷開始1月中旬

女性に人気の一体型はTV画質を強化「VALUESTAR S」

 「キーボードが収納できるコンパクトなデザインで20〜30歳台の女性に人気」とNECが説明するVALUESTAR Sは春モデルでCeleronを搭載した「VS700/BD」が店頭モデルとして投入。Pentium 4搭載モデルは直販のVALUESTAR GタイプSとして登場する。

 「VS700/BD」は、先に紹介した「VISITAL」搭載のキャプチャーユニットを搭載したことによるTV画質の向上が最も大きな変更点となる。

 CPUはCeleron M 350となりL2キャッシュが1Mバイトと増量。HDDの容量も250Gバイトと増えている。そのほか、チップセットやメモリ容量、内蔵光学ドライブ、液晶ディスプレイは秋モデルのVS700/ADと同様。

型名VS700/AD
OSWindows XP Home Edition SP2
CPUCeleron M 350(1.30GHz)
チップセットATI MOBILITY REDEON 9000 IGP
メモリ(最大)PC2700対応256Mバイト(1Gバイト)
液晶ディスプレイ17インチワイド(1280×768ドット)
スピーカーSoundVu
グラフィックスチップセット内蔵
HDD250Gバイト
光学ドライブDL対応DVDスーパーマルチ
スロットPCカードTypeII×1、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード
予想実売価格22万円半ば
出荷開始1月中旬

定番のセパレートタイプモデルはCPUをアップグレード「VALUESTAR L」

 コストパフォーマンスに優れたVALUESTARの主力ラインアップのVALUESTAR Lだが、秋モデルでLGA775対応CPUにIntel 915GV、2層式DVD+R対応ドライブなど、すでに最新のスペックを採用したため、春モデルではTV関連機能の強化以外では、CPUのアップグレードや、地デジ対応モデルでのHDD容量の拡大などのマイナーバージョンアップが施された。

型名VL980/BDVL770/BDVL700/BD
OSWindows XP Home Edition SP2
CPUPentium 4 530(3.0GHz)Pentium 4 540(3.2GHz)Celeron D 340(2.93GHz)
チップセットIntel 915GV
メモリ(最大)PC3200/512Mバイト(2Gバイト)
液晶ディスプレイTVチューナー内蔵23インチワイド(1280×768ドット)19インチ(1280×1024ドット)
スピーカーSoundVu液晶ディスプレイ内蔵
地上デジタル対応
グラフィックスチップセット内蔵
HDD300Gバイト250Gバイト
光学ドライブDL対応DVDスーパーマルチ
スロットPCカードTypeII×2、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード
実売予想価格36万円半ば27万円前後23万円前後
出荷開始1月下旬1月中旬

型名VL590/BDVL570/BDVL350/BD
OSWindows XP Home Edition SP2
CPUPentium 4 530(3.0GHz)Celeron D 340(2.93GHz)
チップセットIntel 915GV
メモリ(最大)PC3200/512Mバイト(2Gバイト)PC3200対応256Mバイト(2Gバイト)
液晶ディスプレイ17インチ(1280×1024ドット)15インチ
スピーカー液晶ディスプレイ内蔵SoundVu液晶ディスプレイ内蔵
グラフィックスチップセット内蔵
HDD250Gバイト200Gバイト
光学ドライブDL対応DVDスーパーマルチ
スロットPCカードTypeII×2、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード
予想実売価格24万円半ば21万円半ば18万円半ば
出荷開始1月中旬

静音性能はそのままにTV画像を向上させた「VALUESTAR TX」

 空冷水冷のハイブリッド冷却機構を採用した数少ないタワー型ハイエンドデスクトップPCのVALUESTAR TXは春モデルでCPUやHDDのアップグレードが施された。今回投入される「VX980/BE」「VX500/BD」それぞれにCPUにエグゼキュート・ディスエーブル・ビット対応のE0ステップPentium 4を搭載。下位モデルの「VX500/BD」はHDD容量が250Gバイトと増えている。

型名VX980/BEVX700/BD
OSWindows XP Professional SP2Windows XP Home Edition SP2
CPUPentium 4 550J(3.40GHz)Pentium 4 540J(3.20GHz)
チップセットIntel 915G
メモリ(最大)DDR2-533対応512Mバイト(2Gバイト)
液晶ディスプレイ23インチワイド(1280×768ドット)17インチ(1280×1024ドット)
スピーカーSoundVu
グラフィックスATI REDEON X600 PRO
HDD400Gバイト250Gバイト
光学ドライブDL対応DVDスーパーマルチ
スロットPCカードTypeII×2、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード
予想実売価格50万円前後27万円前後
出荷開始1月中旬

Athlon 64搭載の水冷モデルはグラフィックスカードを増設「VALUESTAR TZ」

 春モデルで登場するVALUESTAR TZは「VZ500/BD」の1モデルのみ。CPUやメモリ、HDDの容量をアップグレードしたほかに、従来チップセット内蔵だったグラフィック機能をRADEON 9600SEを搭載したグラフィックカードを搭載。3Dのパフォーマンスが格段に向上した。

型名VZ500/BD
OSWindows XP Home Edition SP2
CPUAthlon 64 3200+
チップセットSiS 760
メモリ(最大)PC3200/256Mバイト(2Gバイト)
液晶ディスプレイ17インチ(1280×1024ドット)
スピーカー液晶ディスプレイ内蔵
グラフィックスRADEON 9600SE
HDD250Gバイト
光学ドライブDL対応DVDスーパーマルチ
スロットPCカードTypeII×2、トリプル(SD、メモリースティック、xD)メモリカード
予想実売価格26万円前後
出荷開始1月中旬

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