ニュース
» 2005年01月09日 23時31分 公開

2005 International CESで見かけた自作系メーカー:ABITのFatal1tyシリーズがAMDプラットフォームに対応

昨年12月に発表されたABITとFatal1tyのコラボレーションによるゲームPC向けのマザーボードやグラフィックスカードなどの“最強ゲームPC”向けの自作ブランド「Fatal1ty」がCESにブースを構えて新製品の展示を行っていた。ABITとしてのブースはなく、Fatal1tyブースとしての展示である。

[荒井隈夫,ITmedia]

インテルプラットフォームからAMDプラットフォームへ移行か?

 「Fatal1ty」とは、「CPL」(Cyberathlete Professional League)という、PCゲームの世界トーナメントで優勝や入賞経験を数多く持つ米国のプロゲーマー、ジョナサン・ウェンデルのハンドル名。そのジョナサン・ウェンデルとABITの共同開発による、自作パーツのブランドが「Fatal1ty」なのだ。

 昨年の12月にFatal1ty第1弾として登場したのは、Intel925XEを搭載するマザーボード「Fatal1ty AA8XE」で、秋葉原のショップなどにも登場し、PCゲームユーザーの注目を集めた。Fatal1tyのWebサイトでは、Fatal1ty AA8XEに本ブランドのグラフィックスカードとなるATI TechnologiesのRADEON X700 XTを搭載する「Fatal1ty-X700 XT」を加えてオンライン販売を行っている。

画像 Fatal1tyブースでは、本ブランド第1弾となる「Fatal1ty AA8XE」が展示されていた。Intel925 XEを搭載し、FSB1066MHzにも対応している。CPUやメモリモジュールを効率よく冷却する「ABIT OTES Technology」というエアフロー制御技術を搭載している

 今回、本シリーズにAMDのAthlon64/64 FX対応のマザーボードとなる「Fatal1ty AN8」が追加された。チップセットはNVIDIAのnForce 4 UltraでSLIにも対応するという。インテルチップセットを採用するLGA775対応マザーボードでは、SLI対応マザーボードがまだ存在しないため、このような選択になったのだと思われる。

画像 Fatal1tyシリーズのマザーボード第2弾となる「Fatal1ty AN8」。チップセットはNVIDIAのnForce 4 Ultraで、NVIDIA製グラフィックスカードをデュアル構成にするSLIにも対応している。ABIT OTES Technologyも搭載している

 ただし、同時に展示されていたグラフィックスカードはATI TechnologiesのRADEON X850 XT Platinumを搭載する「RX850 XT 256EDVIO」で、本製品がFatal1tyブランドの第2弾グラフィックスカードとして登場することになりそうだ。nForce 4 UltraとRADEON X850 XT Platinumの組み合わせというのが、非常にユニークであるが、AthlonXPプラットフォームでnForce 2とRADEON 9700 PROの組み合わせで、高いパフォーマンスを出していたことを考えると、あながち悪い組み合わせではないのだろう。

画像 同時に展示されていたグラフィックスカードは、ATI TechnologiesのRADEON X850 XT Platinumを搭載する「RX850 XT 256EDVIO」。これがFatal1tyブランドのグラフィックスカードの第2弾となる。nForce 4 Ultraとの組み合わせで、どんなパフォーマンスを出すのかが興味深い

 なお、同ブースではZALMANのCPUクーラーを使ったFatal1tyブランドのCPUクーラーやABITのOpteronデュアルマザーボードなど、ABIT製マザーボードやグラフィックスカードが多数展示されていた。また、Fatal1ty(ジョナサン・ウェンデル)本人もブースに来ていて、彼によるゲームのデモンストレーションなども行われており、ABITがFatal1tyブランドにかなり注力している様子が見て取れた。

画像 Fatal1tyことジョナサン・ウェンデル本人(赤いトレーナー)もブースに登場し、同ブランドで構成されたマシンによるゲームのデモンストレーションを行っていた

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう