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» 2005年01月17日 06時00分 公開

キャプチャーカード:PC録画の逆襲――Wチューナー「GV-MVP/RX2W」複数枚差しで録画しまくる快感(前編) (2/3)

[坪山博貴,ITmedia]

PCには2基として認識され、シームレスにつかえるマルチチューナー

 さて今回は、GV-MVP/RX2Wを2枚利用し、最大4番組同時録画が可能な環境を構築した。使用したPCは、筆者が日常地上波TV録画に使用しているもので、構成は以下の通りだ。1世代以上前の構成といえるが、少なくとも一般的なPC録画環境(1番組録画)としては過不足ないスペックだ。

試用PC環境
CPUAthlon XP 2500+
マザーボードASUS「A7V600」(VIA KT600)
メモリ512Mバイト(PC3200 256Mバイト×2)
グラフィックスカードRADEON 9000搭載製品
HDDMaxtor「DiamonsMax Plus9 120Gバイト」(OS用)
Maxtor「MaxLineII 250Gバイト」(録画用)
OSWindows XP Professinaol SP2

 拡張スロットにはグラフィックスカードのほかに、いままで使用していたTVキャプチャーカード1枚のみが装着していたため、これを外して特にスロットを選ぶことなく上から3番目、4番目のスロットに2枚のGV-MVP/RX2Wを装着した。

 PCIスロットの一番上はグラフィックスカード冷却用として、念のためスロット1つ分空けただけだ。問題なく2枚の「GV-MVP/RX2W」が認識され、CD-ROMからドライバ、ソフト類をインストールするだけであっさりと利用可能になった。

TV視聴・録画ソフトは複数番組録画対応版の「mAgicTV 5」

 TVの視聴や録画に利用するのは、同社製品でおなじみの「mAgicTV」の複数番組録画対応版となるバージョン5となる。

photo mAgicTV 5

 起動しただけではなんら特別な点は感じない。「mAgicTV」1つのウインドウが1つのチューナーを担当する仕組みで、「mAgicTV」を複数同時起動することで複数番組の同時視聴を実現する。使い勝手はシングルチューナーモデルの場合とほとんど変わらず非常にシームレスだ。

 今回は4チューナー構成なので最大4つまで「mAgicTV」を起動可能で、最大4チャンネルの同時視聴ができる。

photo i実際に「mAgicTV」を4つ起動し、4チャンネルを同時視聴するとこのような感じ。この画面ではすべてのウインドウを320×240ドットで表示しているが、任意のウインドウを任意にサイズで表示することもできる。さすがにCPU使用率は100%近くに届いてしまったが、少々コマ落ちが発生するかな、という程度だった

 音声は、選択したウインドウのみ、あるいはすべてのウインドウの音声をを同時再生のいずれかを選択できる。

 ディスプレイ右下などに小さく表示させるPicture in Picture機能や、フルスクリーンで分割表示といったマルチチューナー製品によく見られる機能はないが、かわりに複数のウインドウを任意のサイズで表示できる。この辺の自由度はまさにPCならではだし、1チューナー1ウインドウというソフト仕様ならではともいえ、筆者としてはこちらの自由度の方に惹かれる。

 録画した番組の再生は、mAgicTVとは別ソフトの「mAgicPlayer」で行う。今回の構成であれば、4番組を視聴しつつMagicPlayerで録画済み番組を再生するといったことができる。

 また、録画時に取得した番組表からの番組情報を表示したり、任意にポイントにチャプターを設定しての簡易編集も行える。右側の番組情報、下側の編集情報などは非表示にしてもっとシンプルに表示させることも可能だ。

photo 録画番組を再生するためのツール「MagicPlayer」。表示ウインドウの一部は省略化もできる

 複数番組の同時視聴は、現実的にはPCの処理能力がかなり影響するようだ。ハードウェアMPEGエンコーダ搭載により、録画はほとんどCPU負荷には影響しないといえるが、今回試用した環境ではTV視聴や録画済み番組の再生を行う場合、3ウインドウでCPU使用率が80〜90%程度となり、4ウインドウ開いてしまうといずれかのウインドウでコマ落ちが散見されるようになった。

 もっとも、より高速なPCを使用するユーザーであればもちろん、ほとんどのユーザーは主に「気になるスポーツ中継を確認しつつ、ほかの番組や録画済み番組を再生する」程度が現実的な使い方をするであろうから、3ウインドウほどが表示できれば必要十分ではなかろうか。

番組表ツールをフル活用、複数同時録画予約も再生もPCのメリットを活かす

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