なにかと話題の「Lenovo」PCを使って中国でネットにアクセスしてみた:山谷剛史の「アジアン・アイティー」(2/2 ページ)

» 2005年02月25日 08時59分 公開
[山谷剛史,ITmedia]
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 筐体を開ける作業自体は背面のネジを2カ所とる必要がある。筐体自身は非常にシンプルなつくりで、内部には余裕が十分にある。CPUファンや電源などのパーツは聞き慣れぬ中国製メーカーのものであった。電源やCPUファンがそういった状況であるところから、感が鋭い読者ならお気づきかもしれないが、シンプルな構成にも関わらず騒音が結構ある。

 中国には静音PCブームはやってきておらず、PCメディアでもたまに小さく静音パーツを紹介する程度で、メーカー製PCでも静音をうたったものはない。

CPUクーラーに電源ユニットなど、音を発するパーツは日本人にはなじみのない中国メーカーの製品が搭載されている

 別個購入したLenovo用OEM Windows XP(SP1)を問題なくインストール、ドライバCDも本体の各パーツにあったドライバのインストールリストを使ってインストールできたが、しかしこの紙も初心者には理解できないレベルで、店員やPCに詳しい知人友人がインストールするのが中国の常識なのだろうかと思ってしまったほどだ。

なかなか味のあるOEM向けWindowsのインストール画面

 かくして、立ち上がったWindowsXPは、本来のWindows XPのほかにはLenovoの壁紙があるだけで、実にシンプルなデスクトップである。

 将来、仮にLenovoのPCが日本にそのまま上陸しても大丈夫なのほどのクオリティなのか?という疑問だが、ハードウェアに関して言えば、相性が極端に悪いものを組み合わせない限り問題は出ないし、電源やファンなど中国メーカー製のものについても、中国製品にいわれがちな「安かろう、ひどかろう」でなければいいのではないかと思う。

 それよりも問題は説明書や販売時に見え隠れするソフトウェアに関するモラルのなさ(これはLenovo、というよりは末端の販売店個別の問題であるかもしれないが)を改善しなければならないし、また説明書の内容も初心者が理解できる書き方にしないと厳しいのではないかと思われる。

中国でインターネットを利用する

 かくして、PCは無事セットアップできた。しかしこれで終わりではない。インターネットを利用する環境を作らなければいけない。中国も日本同様にダイアルアップ、ISDN、ADSLなどの接続インフラが用意されている。

 短期滞在だ、中国語で手続きというまどろっこしいことをせず繋ぎたい、メールやWEB巡回など大量のデータの送受信は行わない、などなどの理由があるならばダイアルアップによる接続をお勧めする。

 接続の設定はいたって簡単。ユーザー名とパスワードと電話番号をすべて「16300」とすれば即設定完了、プロバイダ利用料金は通話料に含まれる。この方法なら手間はかからず手っ取り早く接続できる。ADSLで繋ぐというユーザーも、中国で停電は(場所にもよるが)頻繁に起きるので、停電時の接続方法として覚えておいて損はないだろう。

 ユーザー名とパスワードを記したプリペイドカードも何種類か販売されている。これを使ったダイアルアップ接続は、先ほど述べた接続方法に比べて料金が安い。ただし、プリペイドカードによる接続サービスの中には中国国内のWEBサイトしか見れないものもあるので注意が必要だ。

 日本の動画コンテンツを見たい、繋ぎっぱなしにしたい、現地で撮った写真を毎日アップロードしたい、長期滞在する、という理由であればADSLによる接続をお勧めする。中国電信などいくつかのプロバイダでサービスを行っており(都市によりプロバイダの有無の状況が異なる)、それらプロバイダの支店で申し込むことができる。

 申し込むと日本のプロバイダ同様、数日後にモデムが送られてきて、プロバイダの社員がPCの設定を行うためにやってくる。速度は1〜2Mbps、繋ぎ放題で100元(1300円)前後というのが筆者が見た限りの相場だ。

 ところで、中国でWeb巡回を行うと、なぜかあるサイトがどうしても見れないということがある。あるサイトに関しては意図して「見られない」「アクセスできない」仕掛けになっている。

 ユーザーからは米タイム誌、米CBSニュース、英BBCニュース、ほか台湾香港系メディアでアクセスができないという報告があがっている。ただし、おなじ中国国内でもインターネットを利用する都市によって、あるサイトに関して問題なくアクセスできる都市とできない都市がある、という報告もある。

 日本のWebサイトでも時々アクセスできるサイトや、まったくアクセスできないサイトもある。もし「ほかのサイトは見れるのにこのサイトは見れない」という問題があれば、このアクセス規制が原因である可能性が強い。このようなWebサイトにアクセスするのは中国滞在中あきらめるしかないだろう。

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