MCE2005用として最適な複数枚搭載可能の新モデル――「MonsterTV PH-GTRM」キャプチャーカード(2/3 ページ)

» 2005年03月07日 08時00分 公開
[池紀彦,ITmedia]

XP上での動作には、自由度があるマニュアル設定をよしとするか否か

 続いてWindows XP上での動作を試してみよう。

 TV視聴・録画ソフトは、複数枚差し環境に対応し、接続したキャプチャーカードと同数分起動可能となっている。他社製複数枚差し対応製品とややことなる部分としては、既存TV視聴・録画ソフトを複数起動対応版としたといった感じのようで、チューナー設定や録画保存先、画質設定などすべての設定をカードごとに行う必要があることだ。

 このため初期設定はやや面倒。あるジャンルの番組は保存用として“カード1”で高ビットレートで“フォルダa”に録画、そのほかは“カード2”で低ビットレートで“フォルダb”に録画と、明示的に使用するカードと設定を使い分けられるといった、PCならではのフレキシビリティ性を望むこだわりユーザーもいる。そのようなユーザーであればうれしいところだが、動作に必要な設定は1度のみ、あとは同じ設定を使いまわせるといった他社製複数枚差し対応製品のソフトのほうが、通常利用においては便利かもしれず、意見は分かれそうなところだ。

photo 複数の視聴ソフトを、接続したカードの台数分起動できる。ただし録画ファイルの保存先やチューナー設定など最低限やっておかねばならない作業をカード数分行う必要がある

 TV番組表チェックと録画予約は、TV視聴・録画ソフトから「インターネットTVガイド」などのTV番組表Webサイトを開き、iEPGにて設定を行う。

photo ソフト上では、予約登録した順に履歴に入力されていき、時間順に予約を並び替えるようなソートは行えない。次の予約録画番組は下の窓に表示されるが、ソートが行えないのは不便だと思う

 予約時には、どのキャプチャーカードを使って録画するかといった設定も行う。このあたりも前述と同じく、意見が分かれそうな部分だ。

 ただし録画予約に関しては、ほとんどのユーザーが時間帯が重なった番組を録画するさいには、自動的に割り振ってくれよと思うだろう。今回試した2枚搭載仕様ならまだしも、搭載可能最大数である4枚搭載仕様とした場合は非常に面倒であることが予想される。この点に関してはMCE2005より使い勝手が悪く、割り振りを自動化するか手動とするかを設定できるといった機能が欲しいところだ。

photo 何気なく重複する時間帯の番組予約を行おうとした場合、このようなアラートが出る。どのカードを使うかを手動で選択する必要があるためだ

 視聴に関して、チューナーで受信した非圧縮映像データをそのまま表示する「ダイレクト オーバーレイ・アーキテクチャ」を採用する。視聴時にMPEGエンコードを行わないため、チャネル切り替え操作もクイックで、操作感も快適だ。ただしこれはシングル使用時で、複数枚同時接続時はオーバーレイ機能が働かないのは残念だ。

photo ダイレクト オーバーレイ・アーキテクチャの仕組み

 もう1つ、著者の環境によるものとも思われるが、TV視聴・録画ソフトがあまり安定せず、2日間ほど連続稼動していると、ソフトが強制終了し録画失敗といった動きも見られた。ちなみに試用環境は以下の通りだ。

試用環境
CPUPentium 4/3E GHz
マザーインテル「D865GBF」(Intel 865Gチップセット搭載)
メモリPC3200 DDR SDRAM 1024Mバイト(SAMSUNG製)
HDDSerial ATA 80Gバイト 日立GST「HDS722580VLSA80」
グラフィックスカードIntel 865G内蔵(MCE2005使用時はGeForce FX 5600搭載製品)

豊富な設定項目で柔軟なカスタマイズが可能

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