Inspiron 9300はデルの個人向けノートPCラインアップで最もパフォーマンスを重視したオールインワンノート。映画や音楽などのコンテンツ再生を考慮した17インチの大型ワイド液晶ディスプレイを搭載。ディスプレイの最大解像度は1920×1200ドットと1440×900ドットの2種類から選択可能。
1920×1200ドットの液晶ディスプレイはデルが「True Lifeクリア液晶」とオリジナルのブランド名をつけた光沢液晶パネル。ただし、日本製PCで最近の流行りとなっている「高輝度」モデルではない。デルの説明によると、ディスプレイの輝度は従来のInsprionシリーズと同程度となっている。
コンテンツプレーヤーとしての使い勝手を考慮して筐体正面には「マルチメディアキー」を設置。Windows Media Playerなどで再生や早送りなどのコントロールが可能。また、PCの電源をいれてOSが立ち上がった直後に再生用ソフトを起動してDVD-Videoなどをすぐに視聴できる機能も用意された。
ただし、国内メーカーで採用されているWindowsを起動せずに使える「インスタントプレイ」とは異なり、通常のPC起動と同じくWindows XPが立ち上がってから再生ソフトが起動するようになっている。
テレビ関連の機能については、これまでのInspironシリーズと同様、PCカードのキャプチャーカードがオプションから選べるほかに、Windows MCE 2005に対応するデルブランドのUSB接続キャプチャーユニットが用意される予定。このキャプチャーユニットは現在検証作業中でスペックの詳細や出荷時期、価格は未定。
ほかのInsprionシリーズ同様、BTOでユーザーが希望するパーツ構成が選択可能。先ほど紹介した2種類の液晶ディスプレイのほかにも、CPUはFSB533MHzに対応するPentium M 770(動作クロック2.13GHz)に同750(同じく1.87GHz、同730(同じく1.60GHz)を用意。グラフィックスチップもMOBILITY RADEON X300とGeForce Go6800から選択できる。
メモリもDDR2-400とDDR-533が用意されているが、DDR-533対応のメモリは1Gバイトモジュールを搭載するときのみ選択可能となる(そのため、1Gバイト×1、もしくは1Gバイト×2搭載時のみDDR2-533となり、システムとして同じ1Gバイト搭載でも512Mバイト×2のときはDDR2-400しか選択できない)
内蔵光学ドライブもBTOで選択可能。用意されているのはDVD-ROM、DVD-ROMとCD-RWのコンボ、そして2層式DVD+R対応のDVD±RWドライブの3種類。HDDは最小40Gバイトから最大では100Gバイトまで選択できる。
製品名 | Inspiron 9300 |
CPU | Pentium M 730、750、770 |
メモリ | DDR2-400(533)/512Mバイト〜2Gバイト |
HDD | 40〜100Gバイト |
グラフィックス | GeForce Go6800 |
光学ドライブ | DVD-ROM、コンボ、2層式DVD±RWから選択 |
ディスプレイ | 17インチ |
無線LAN | IEEE 802.11 a/b/g(オプション) |
カードスロット | PCカードTypeII×1、SDカードスロット |
主なインタフェース・付属品 | USB2.0×4、IEEE1394×1 |
OS | Windows XP HomeEdition SP2、または同Professional SP2 |
本体サイズ | 幅394×奥行き288×厚さ41.5ミリ |
重量 | 約3.4キロ |
最小構成価格 | 15万5400円 |
出荷開始 | 3月8日 |
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