ぶきっちょママでもステキに刺しゅう!――ブラザーのハイテクUSBミシンを試してみた(3/3 ページ)

» 2005年03月30日 18時22分 公開
[長野恵久美,ITmedia]
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 さて次は、D300のもう一つのうりである、本体に内蔵されたディズニーキャラクターの刺しゅうデータを活用して刺しゅうをしてみることに。

 これは画面から刺しゅうしたいキャラクターを選択するだけで、そのキャラクターの刺しゅうをしてくれるというもの。まずはミッキーマウスに挑戦したところ、完成した刺しゅうのとてもキレイなできに夫とさらに褒めちぎる。

画面ではこうなのに
こんな風になるのだ

 「このミシン、やるね〜〜!」。これは楽しい、とディズニーキャラクターをたくさん利用して、コースターをたくさん作ってみた。

 なお、内蔵データだけでは物足りない場合は、刺しゅうデータを「ハートステッチズ」にてダウンロードできるサービスもあるという。ここではエンブレムなどのデザイン刺しゅうや文字刺しゅうのほか、ミッキーマウスやくまのプーさん、ピクサー映画のキャラクターなどの「Disney」、ハローキティーやポムポムプリンなどの「SANRIO」、今話題! のリラックマなどの「SAN-X」、ウルトラマンシリーズの「TSUBURAYA」のコーナーからキャラクター刺しゅうデータがダウンロードできる。購入方法も分かりやすく問題なく買えるので、PCに詳しくなくても大丈夫だろう。

刺しゅうデータのダウンロード販売サイト「ハートステッチズ」
娘の好きな「ウサハナ」などを扱っているのでうれしい

 また、キャラクターの刺しゅうデータが保存された専用カードも販売されており、ブラザー工業の家庭用ミシン取扱店や、「ブラザーダイレクトクラブ」で購入できる。刺しゅうカードは、ダウンロードデータよりもさらに豊富なラインナップ。ディズニーの他に、ポケットモンスター、ドラえもん、スヌーピーなど数多くの種類が用意されている。1枚に20〜50種類程度の模様が収録されて、6000〜1万円前後はするので、一般主婦の感覚では少しお高いかな? と思ってしまう。でも「ファインディングニモ」や「シナモンロール」は個人的に好きだから、これらのカードは多少高くてもやっぱり欲しいな。

カード内に、どんな刺しゅうパターンが収録されているのかがWeb上で確認できるのが親切

 D300を使用してみた一番の感想としては、短時間にクオリティーの高い刺しゅうが目の前で出来て行く感動は格別! というもの。とにかく「刺しゅうしてみたい!」という気持ちになり、レビュー期間中は時間を忘れて刺しゅうに没頭する日々となった。

 D300より前のバージョンを使用したことがないので細かな比較はできないが、ソーイングステーション本体へのデータの取り込みは、専用カード経由よりもUSB接続で直接取り込む方が手軽だと筆者は実感。刺しゅう文字などをPCでたたっと作成、すぐにミシンで縫えてしまうのだ。もちろん、PCとミシンが別の部屋にあるという人などは、カード経由がいいかもしれないが……。

 D300は、「子どもに何かを作ってあげたい!」という気持ちを持つママだったら間違いなく夢中になる。しかも手作りが苦手な“ぶきっちょママ”でも、不器用な部分がフォローされてしまう程、刺しゅうが立派。現に筆者は娘の友達たちにコースターを作ってプレゼントしたのだが、かなり荒々しい作りにも関わらず、大変喜んでもらえた。コースターには筆者が自分で描いたイラストを色違いで刺しゅうし、プレゼントする子ども達の名前をそれぞれ入れたためオリジナリティーが感じられ、子ども達はみな大満足。キャラクター入りの刺しゅうだって、色を好みに変えたり文字を入れたりできるので、市販のものより自分好みにカスタマイズ、ひと味違う出来となるのが嬉しい。

 短期間ではあったが、筆者はディズニーキャラクターや子どもの書いたイラスト、自分の書いたイラストなどを刺しゅうデータにし、コースター、ランチョンマット、クッションやウォールポケットなど、さまざまな物を作成した。その作業は実に楽しく、自分は不器用だけれどもD300があればこんなにステキな物が作れるんだ、ととてもうれしくなった。D300、値段はうんと高いけれど、それでも自腹で買いたい! と思わせるくらいだった。

娘の描いたイラストを刺しゅうに
自分のイラスト入りコースター。大好評だった
これだけ作りました!
(C)DISNEY


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