各所で“にじむ”ダシの旨み――牛印デスクトップ「712JP」を試す(1/3 ページ)

» 2005年06月01日 20時36分 公開
[寺崎基生,ITmedia]

 2001年にいったん日本市場から撤退し、多くのファンが残念に思っていたゲートウェイが日本に再参入して約半年。ラインアップが一新され、2005年の夏モデルが出揃った。

 今回試用したゲートウェイ「712JP」は、BTXプラットフォームを採用し、Intel 915G搭載マザーと3.20GHz駆動のPentium 4 640を組み合わせたハイエンドモデルである。

photo ゲートウェイ「712JP」

 搭載マザーはインテル「D915GSE」で、Intel 915Gチップセット搭載によるオンボードグラフィックスを有するものだ。ただしオンボードグラフィックス機能は利用せず、PCI ExpressタイプのRADEON X600搭載グラフィックスカードが装備され、3Dゲームなどもほどほど十分に楽しめるパーツ構成となっている。価格は12万9800円。

photo RADEON X600搭載グラフィックスカードが搭載されている

 BTXは、従来のATXとは異なる部分がいくつかある。まず、マザーボードが倒立配置となり、マザーへのアクセスはケースを前面から右側から行うことになることだ。

 そして冷却システムも大きく異なる。ケースのフロントパネル側に吸気ファンを配置し、CPUはすぐその後ろで冷却される。CPUによる熱は、そのまま直線的に後方へ進み、リアの排気ファンから排出される仕組みだ。この冷却システムによって、CPUの熱がケース全体に回らず、直線的に廃熱されることから、効率的に冷却できる構造となっている。

photo 画面左側が前面。前面から吸気し、CPUヒートシンクを通り、背面ファンにより排出する、直線的なで効率のよいエアフローを実現する

 そのため発熱量がとくに多い最近のPentium 4や、これから移行しつつあるデュアルコアPentiumなどのように、消費電力が100ワットを超えるような大食いでホットなCPUに向けて考えられたシステムと言えるだろう。

 712JPが搭載するEM64T(用語参照)に対応したPentium 4 640は、TDPが95ワットと高クロックPentium 4の中では発熱量が少ない方ではある。そのため、従来の冷却システムでも対応できるレベルであるが、熱対策に余裕があるのはうれしいことである。

 そのほかの主な装備は、日立LG製の4倍速DVD+R DL記録/16倍速DVD±R/5倍速DVD-RAM記録対応のDVDスーパーマルチドライブ「GSA-4163B」、250GバイトのWestern Digital製HDDという構成となっている。

 オンボード機能としては、使用していないチップセット内蔵グラフィックスのほか、1000BASE-T LAN、Intel HDオーディオがある。さらにPCIカードでモデム(モデムに関して、ことさらデスクトップとなると別に必要ないという声もあろうが)やUSB内部接続仕様の8in1メモリカードリーダーが装備されている。

photo 背面インタフェース(左上)と前面インタフェース(右上、下)。5インチベイ部の操作しやすい場所にUSB×1、メモリカードスロットが搭載される

メンテナンス性が高く、頑丈な作りで高い質感の本体ケース

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