各所で“にじむ”ダシの旨み――牛印デスクトップ「712JP」を試す(2/3 ページ)

» 2005年06月01日 20時36分 公開
[寺崎基生,ITmedia]

メンテナンス性が高く、頑丈な作りで高い質感の本体ケース

 従来よりゲートウェイ製デスクトップPCは、伝統的に堅牢で重厚感のあるケースが採用されている。712JPが採用する同社オリジナルのケースもスチール製でかなり重く頑丈なものとなっている。

 ただしメンテナンスのしやすさについてはかなり考慮されている印象だ。左サイドパネルを開けるときには、手で回せるローレットスクリューを1つ外し、ラッチを起こすことでパネルがはずれるような仕組みが採用されている。このラッチはてこの原理を利用しているため、大きな力はまったく必要ない。しかしスチール製だけに取り外したサイドパネルはやや重く、それだけに頑丈さを十分に感じさせてくれる。

photo ラッチを引くだけで、“ガパッ”とサイドパネルが外れる機構を採用する。整備性は非常によい

 内部には、フロントとリアにファンが配置される。CPUにはヒートシンクのみが搭載されており、冷却ファンは取り付けられていないのもBTXフォームファクタの冷却効率のよさを活かした構成となっている。

 CPUは、フロントファンから取り込んだフレッシュな空気のすべてが、大型のダクトによってCPUのヒートシンクに導かれる仕組みだ。フロントの12センチファンによる風量はかなり大きいようで(メーカー発表では通常のPCの3倍以上と謳っている)、前述のベンチ時によるCPUに100%の負荷を与えた場合でも、CPU温度は最高で59度(テスト室温は24度)に抑えられていた。真夏での使用でもほとんど心配のいらないレベルになっている。

photo 前面ファンより吸入された空気は、大型ダクトを経由してCPU用ヒートシンクを通り、背面ファンにより廃熱される仕組みだ

 拡張性の面では、5インチベイの空きが1ドライブ、3.5インチオープンベイが1ドライブ、3.5インチシャドーベイが2ドライブ分空いており、HDDをあと3台増設することも可能だ。マザーボード側のSerial ATAポートも全部で4基分あるため、フルに接続する場合でもケース側の拡張性に問題はない。

 ケースを開けるさいに加えて、ドライブの着脱時にも工具はいらない設計となっている。ローレットスクリューひとつと、樹脂製のスライド式ロックで固定されるようになっており、交換や増設作業が非常に簡単だ。

 このような仕組みを採用するケースの場合、固定が甘くガタついたり、共振してしまうといったデメリットが挙げられることもあるが、前述のようにケースそのものの頑丈さに加え、このあたりの精度も悪くはなく、作業時に不安などは感じなかった。

独自技術「EQテクノロジー」により、アイドル時の騒音レベルを低く抑える

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月30日 更新
  1. Macで外付けGPUが使える「TinyGPU」をRTX 5060 Tiで検証 実用性と浮き彫りになった課題 (2026年06月29日)
  2. アキバ夏のボーナス商戦は「コスパと延命」がキーワード! 5000円切りのピラーレスケースや3000円弱のDDR5用メモリクーラー登場 (2026年06月29日)
  3. NUC風PCやメモリ128GBのモンスターミニPC「DAIV CX」などを続々投入! マウスコンピューターが事業戦略発表会で明かした新製品ロードマップ (2026年06月29日)
  4. IBMが世界初のサブ1nm半導体チップ技術を発表/LenovoがノートPC向けで世界初となる“1000Wh/L”バッテリーの詳細を明らかに (2026年06月28日)
  5. 懐かしの「タマゴ型マウス」が現代仕様にアップデート エレコム創業40周年モデルの4代目「EGG MOUSE」は10色の着せ替え対応で4980円 (2026年06月30日)
  6. AM4の勢いは止まらない!? 熱伝導シート付属の「Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition」が登場 (2026年06月27日)
  7. タイパの対極にある魅力? 潔いオールインワン・レコードプレーヤー「amadana PR30」とクラフトビールの意外な共通点 (2026年06月28日)
  8. 各社製マザーボードをデザインしたカプセルトイ「手のひらPCパーツ」が発売予定 4大メーカーが監修 (2026年06月29日)
  9. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  10. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー