各所で“にじむ”ダシの旨み――牛印デスクトップ「712JP」を試す(3/3 ページ)

» 2005年06月01日 20時36分 公開
[寺崎基生,ITmedia]
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独自技術「EQテクノロジー」により、アイドル時の騒音レベルを低く抑える

 一般的に冷却効率を上げることは、総じて騒音レベルも上がることになる。とくに冷却用の空気を多く取り込むためには、ファンの回転数を上げたり、ファンの数を増やすことで実現させることが多く、このことは騒音レベル増加の一因となる。

 この点で712JPは、低回転でも風量が稼げる大型ファンの搭載により、騒音レベルは増加させずに冷却性能を上げる工夫がなされている。搭載されるのは12センチ径となる大口径ファンで、ファンの厚みもかなりある。

photo 本体背面に搭載される大型の12センチファン

 アイドル時には、フロントファンが800rpm、リアファンは600rpm程度でしか回転していないわけだが、排気口に手を当ててみると十分な風量があるのが分かる。このおかげで、通常使用時の騒音はほとんど気にならないレベルとなっており、ハイエンドPCだということを忘れてしまいそうだ。深夜のTV予約録画時など、あまりCPUパワーの必要ない状態であれば、PCのうるささで寝られないなどということはなくなるはずだ。

 では大きな負荷をかけた場合どのようになるだろうか。「午後のこ〜だ」による午後ベンチを使用し、30分間エンコードによる負荷をかけてみたところ、フロント・リアファンともに1300rpmまで回転数が上昇した。1300rpmに上がったといっても通常作業時にはほとんど上がったとは感じないレベルで、静かな部屋で使用しているときに、「あ、回っているな」と思う程度である。

 これらのファンのコントロールを行っているのが、ゲートウェイによる独自技術「EQテクノロジ」で、従来のパッシブ型ファンコントローラーに比べるとよりダイナミックに負荷や温度に合わせてコントロールされるもののようである。

 なお、上記の高負荷時でもフル回転ではないということは、712JPの冷却システムは結構余裕のある造りがなされていると言える。12万9800円という価格はもちろん、BTXプラットフォームを軸にした、今後のパーツ増設・増強用ベースマシンとしてもそこそこ永く使えそうだ。

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