ゲートウェイ「4546JP」はPentium M 725(1.60GHz)を搭載する15インチXGA表示対応液晶ディスプレイ搭載ノートモデルだ。価格は12万9800円。Pentium M 725搭載とほどほどハイスペックなのにリーズナブルで、素性のよい基本スペックが特徴の1つとなっている。標準バンドルされるソフトウェアも必要最小限のみ。このあたりも「よけいなモノはいらないから」といったユーザーにとってはうれしいところだ。
本体サイズは328(幅)×267(奥行き)×30(高さ)ミリと、A4用紙をややひと回り大きくした程である。本体重量は約2.5キロ。2キロ以上となるとモバイル用途で気軽に持ち運ぶにはつらい重さになるが、部屋間の移動や近所のカフェまで持っていく程度であればさほど苦にはならない、といったくらいだろうか。
1024×768ドット(XGA)表示対応の15インチの液晶パネルは、現在流行の光沢タイプが採用されている。光沢タイプはDVD視聴などに向くが、通常利用時に明るい屋外で使うと映り込みがやや気になるところでもある。
全体的に、背面にあるGatewayロゴ以外はとくに目立つものはなく、プレーンな、ちょっと悪くいうと地味めなデザインだが、もともとゲートウェイは米国の通販系PCメーカーの中でもホワイトボックスっぽいPCが多かったことを思えば、いい意味での無骨さが表れているとも言えるだろう。
次に本体を開いてみる。真横から見るとほぼフラットなキーボードのせいもあり、パカッと開いたときの印象もかなりすっきりしている。好みもあろうがシンプルで好感が持てるデザインだ。
出っ張る部分のないキーボードだけに、第一印象でキーストロークがあまりなさそうと思われたが、実際に使ってみた限りではとくに打ちづらいということはなかった。
キーストロークは2.5ミリ。デスクトップPC用や、キーボードがいいとされているモデルのキータッチと比べるととりわけ優秀とはいえないものの、パンタグラフキースイッチを採用する一般的なノートPCと同程度のストローク量は確保している。
また、タッチパッドも同様に出っ張りのほとんどないフラットなものが採用されており、感度やレスポンスの点でとくに不満となるようなことはない。
ディスプレイは15インチの1024×768ドット(XGA)表示対応の光沢パネルを採用している。ちなみに先にも述べたように光沢タイプなのでDVD視聴などを行う場合にはよいが、多少は映り込みが生じてしまうのは好みの分かれるところだ。
視野角やコントラストに関してはごく標準的で可もなく不可もなくというレベルに感じたが、バンドルされるソフトでビジュアルに関係があるものとなるとDVD再生ソフトのPowerDVDだけである。とりたててAV指向とも思えない仕様・構成のモデルなのに“なぜに光沢?”という疑問はやや残る。オトーサンの仕事用、そしてたまには書斎でゆっくりDVD視聴を、といった何となくなターゲットユーザーが想像できるが、この場合、どちらの用途を重要視するのかにより、そしてゲートウェイを選ぶということも想定すると光沢でない方を選びたいところかもしれない。
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