アップルストア渋谷は、日本では銀座、心斎橋、栄につぐ4店めとなるショップで、公園通りの東京山手教会(*1)の向かい側にできた(*2)。
わたしが到着したのは8時40分ごろだったのだけど、既に開店を待つ行列が、代々木公園の方向に向かって果てしなく続いている。聞いた話だと、このころ列の最後尾はSHIBUYA-AXのあたりだったらしい。
先頭ははるばる大阪からのおなじみの顔だ(*3)。昨日の午前5時から待っていたんだそうである。2番目の人が来たのは午後9時だそうだから、彼は昨日1日渋谷で一人で「並んで」いたのだ。おつかれさま。ちなみに3番目は、銀座でTiger売り出しのときに先頭にいた彼だ。今回は仕事が終わってから並びだしたので、この位置。
午前9時。行列は1000人を超えたらしい。最後尾は代々木公園に届いたという。ここで、報道陣対象の事前内覧会が始まった。列の人にごめんねって思いながら中に入れてもらう。
アップルストア渋谷は1階2階の2フロアだけのコンパクトなお店だ。1階はiPodからPower Mac G5までアップルのすべての製品を展示販売するフロアになっている。フロア面積も狭いから、同じマシンをたくさん並べるという贅沢はできないけど、周辺機器を含めて比較検討はできるようになっている。
ガラスの階段をあがって2階はジーニアスバー、キッズコーナーなどを含むフロアだ。周辺機器はこっちでも買える。ジーニアスバーは「アップル製品を使ってのさまざまなご相談に、スタッフが対面で無料で答えるコーナー」(國井弘之店長 *4)である。修理の相談もここだ。もちろん外国語もOK。
國井店長には、同じ東京にある銀座店との差別化について伺ったのだけど、「それは特にありません。同じようにアップルのすべてを見てもらうストアと考えています」だそうだ。
ただ、いかにも渋谷らしいのはストアライブである。8月7日のDef Techをはじめとして、(少なくとも)8月の週末はライブが目白押しだ(*5)。まわりにはライブハウスがたくさんあるような土地柄である。ここも1つの音楽の発信地になったらおもしろいだろうね。
昨日にはスティーブ・ジョブズも「ジョブズチェック」をしにやってきて、非常に満足して帰っていったとのこと。
さて、開店前ということで20分で内覧は終わり。報道陣はまた外に出される。気温は33度。暑い。でも、並んでる人はもっと暑いのだ。ちょうどこのころ、行列にウーロン茶が配られだす。これ、どこまで届いたんだろう。1000は用意してなかったろうから。
店内では開店前ミーティングが行われている模様だ。そのうち、それが拍手やら歓声やらにかわっていく。おなじみのアップルストアスタイルだ。
いよいよ10時になる。この時点で、行列は1600人、最後尾は代々木公園を回って明治神宮だそうだ。そして、店内からカウントダウンが聞こえて、開店だ。國井店長が、ひとりひとりを握手で出迎える。
*2アップルストア渋谷のとなりはバレエ・ダンス用品で有名な渋谷チャコット。
*3「すいません! 仕事つまってるのに東京に来るんで、ホントに申し訳ないんで、今顔出すのは許してください」だそうです。
*4いただいた名刺によれば「ストアマネージャー」だそうだ。
*5「ないしょなんですけど」っ言って、ストアライブの時の趣向を伺ってしまった。「え、そんなことしちゃうんですか!」ってびっくりしたのだけど、その内容はないしょだから書けない。
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