今回発表されたValueOneは店頭向けの「MT850/2A」「MT800/2A」「MT600/2A」3モデルに、Web直販のNEC Direct専用モデル「ValueOne G タイプMT」が用意されている。
従来のValueOne MTシリーズは価格競争力を重視していたが、今回登場したモデルはValueOneのラインアップに「Gatewayブランドと競争できる高い基本性能と拡張性を持たせた製品を加えることが目的」(NEC担当者 談)のValueOneハイエンドモデルと位置づけられる(なお、従来のValueOneモデルも併売され、こちらは「ValueOne ベーシックモデル」と呼ばれる)。
店頭モデル3製品のうち「MT850/2A」「MT800/2A」はデュアルコアCPUのPentium D 820(動作クロック2.80GHz)を搭載。3製品ともIntel 845Gマザーを採用し、グラフィックス機能はチップセットに内蔵されたIntel GMA 950を利用するが、グラフィックスカード拡張用のPCI Express x16スロットも1つ用意するなど、拡張性を確保している。
PCパーツはMSI製を中心に構成されているが、電源ユニットやケースファン、マザーボードのパワー回路周辺のコンデンサなどはNECから指定した部品を実装している。
最上位モデルのMT850/2AはHDDに250Gバイトのドライブを2基搭載するが、最初からRAID 0が構成された状態で出荷される。光学ドライブは3モデルとも2層式DVD±R対応のDVDスーパーマルチドライブを採用する。
Web直販モデルのValueOne G タイプMTはパーツ構成をユーザーが選択可能。CPUはPentium D 820、Pentium 4 521、Celeron D 341が用意され、グラフィックスカードもGeForce 6600GT、GeForce 6200 with TurboCache、DVI-Dカードが選択できる。
HDDは80Gバイト、160Gバイト、200Gバイト、250Gバイト、500Gバイトのドライブから選べるが、複数台搭載することも可能。ただし、2台搭載する場合はRAID 0を、4台搭載(500Gバイト×4台のみが選べる)する場合はRAID 5が出荷時から構築されている。
型番 | MT850/2A | MT800/2A | MT600/2A |
OS | Windows XP Home Edition SP2 | ||
CPU | Pentium D 820(2.80GHz) | Petnium 4 521(2.80GHz) | |
マザーボード | Intel 945G搭載製品 | ||
メモリ(最大) | DDR2-533MHz/ 256Mバイト×2(4Gバイト) | ||
HDD | 250Gバイト×2 | 200Gバイト | 160Gバイト |
光学ドライブ | DVD±R DL対応スーパーマルチドライブ | ||
通信 | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T | ||
カードスロット | 7メディア対応メモリカードスロット | ||
主なインタフェース | USB2.0×7、PS/2×2、パラレル、シリアル、ライン入出力、マイク入力など | ||
本体サイズ | 175(幅)×420(奥行き)×381(高さ)ミリ | ||
重量 | 約13キロ | 約12キロ | 約12キロ |
価格(税込み) | 13万円前後 | 11万円前後 | 9万円前後 |
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