カノープスは8月10日、RADEON X700SE搭載グラフィックスカード「MTVGA X700SE」を発表、9月8日より発売する。価格はオープン、予想実売価格は2万1800円前後(税込み)。
MTVGA X700SEは、GPUにRADEON X700SEを採用、D4出力に対応するPCI Express x16対応ファンレスグラフィックスカード。カード両面にヒートパイプ付きヒートシンクを備えるファンレス冷却機構に加え、同社によるアナログ出力の画質チューニングが行われた仕様が特徴となる。
コアクロックは400MHz、メモリクロックは500MHz、VRAM容量256Mバイト。搭載インタフェースは、アナログD-Sub×1、DVI-I×1、TV出力用端子×1。別途、TV出力用端子−コンポーネント変換ケーブル、TV出力用端子−S-Video/RCA変換ケーブルが付属する。
同シリーズは、高い3D描画性能よりAV系出力の画質にこだわるユーザー向けのラインアップと位置付けられ、現在まで同機のほかATI製GPUモデル6製品、NVIDIA製GPUモデル2製品が用意されている。
MTVGA X700SEは静音性とノイズ低減を追求するため、ファンレスで動作できるぎりぎりの性能のGPUを用い、アナログ出力の独自画質チューニングを行うなど「いろいろな意味でファンレスということにこだわった製品」(同社中田氏)だという。
同社製統合AVコントロールソフト「FEATHER 2005 V2」、DVD編集/コピー/共有サーバ機能などが備わる「Nero Vision Express 3」がバンドルされる。
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