水冷システムだけでなく、スタイリッシュな本体デザインもタイプCの魅力の1つだ。
ボディカラーはスパークリングブラックで、引き締まったイメージを醸し出している。また、側面、前面ともによけいな装飾はなく、シンプルにまとめられている。本体前面の端子類や光学式ドライブも扉で覆われており、見た目の印象はパソコンというよりもAV機器に近い。オプションで選択できる液晶ディスプレイも黒が基調になっているため、ディスプレイと合わせてトータルでコーディネートできるのも嬉しい。
電源を投入すると、本体前面のロゴ部分が青のイルミネーションによって強調される。青い光は、このマシンが水冷システムを採用していることを静かに主張しているようでもある。
また、従来のVALUESTAR FZ/TXシリーズでは本体後部に冷却用のラジエータが出っ張っていたが、タイプCではラジエータが内蔵されたことで本体後部の出っ張りがなくなり、デザイン性の向上にも役立っている。
もちろん、デザイン重視で使い勝手がないがしろにされているようではいけないが、タイプCではそういった心配は全くない。本体前面下部の扉を開くと、USB2.0やIEEE1394端子に加え、ExpressカードスロットやPCカードType IIスロット、トリプルメモリカードスロットが現れ(IEEE1394端子やカードスロットはオプション設定)、外部周辺機器やメモリカードを簡単に活用できる。デザイン性を損なうことなくユーザーの利便性を確保しているわけだ。
そして何より、高負荷時でも非常に高い静音性を実現していることから、テレビを見たりDVDで映画を鑑賞する場合でも、PCの騒音が邪魔をすることはない。デザイン性とも合わせ、リビングや書斎に設置するPCとして最適と言っていいだろう。
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